俳優パク・ソジュン(提供:OSEN)
俳優パク・ソジュン(提供:OSEN)
俳優パク・ソジュンは2015年、誰よりも忙しかった。ことし1月7日から放送されたMBCドラマ「キルミーヒールミー」で、オ・リジン(ファン・ジョンウム)の4次元の双子の兄であり推理小説家のオ・リオン役でスタートした。その後、すぐに映画「悪の年代記」でスクリーンデビューを果たし、チャ・ドンジェという人物で深い印象を与えた。このように彼の活躍は、上半期から輝かしいものだった。

パク・ソジュン の最新ニュースまとめ

 そして8月には映画「ビューティー・インサイド」で、イス(ハン・ヒョジュ)の心を奪うウジンを演じ、改めてパク・ソジュンという存在感を見せつけた。またその次の新たな挑戦もすぐだった。MBCドラマ「彼女は綺麗だった」に副編集長のチ・ソンジュン役で登場した。女優ファン・ジョンウムとの2回目の共演であり、初の地上波主演作という点において多くの期待が集まった。

 休む間もなく出演し続ける理由は、「現場で僕が必要な人なんだと思った時、演技に対する悩みもさらに深くなる」という彼だけの方法だったからだ。演じる時が一番楽しいということも理由の一つだ。だからパク・ソジュンは、作品ごとに変身に対する脅迫もないとし、「ディテールを通じて新たな表現をしたい」と言った。「悪の年代記」のチャ・ドンジェを除いて多くの配役のトーンとマナーが類似しているが、また違って感じる理由だ。

 パク・ソジュンの2016年、そしてその後がさらに期待される理由は、彼が反省と自己省察、客観化によって成長する俳優だということにある。「彼女は綺麗だった」で主演としての可能性を大きく認められたが、自分が見過ごしていた瞬間を誰よりも鮮やかに覚えていた。そしてそれを必ず次の成長課題にする姿勢は、彼をより内的充実のある、確固たる俳優としての未来を感じさせた。


<b>―「彼女は綺麗だった」を終えた感想はどうですか?</b>
振り返るといつも悔しさが残る以外ありません。だから反省する時間をより多く持つしかないようです。それが僕には成長のきっかけになると思います。でもいつも「もう少しうまく表現できただろうに」と悔しい思いです。現場というのが、あまりにも即興的でもあり、早く回っていかなければならないので、より一層そう感じるようです。

<b>―具体的にはどういった部分ですか?</b>
演技で100%表現できない部分が多いです。この作品を初めから最後まで引っ張っていけるかという、初主演へのプレッシャーが大きかったように感じます。tvNドラマ「魔女の恋愛」で主演を務めましたが、確実に地上波とは違うと思います。作品の重さというよりは、業界の視線だとか、表面的に感じるものがあります。だから終わるまで「僕が力を抜かずにうまくできるだろうか」と思い続けていたようです。助演の時より分量が多くなり、徹夜も多くなるので、心配になりました。コンディションが良く、頭がすっきりしてこそ表現力も多様になり、リアクションがうまくいくものです。実際はセリフもきちんと覚えられない時も多かったんです。そういった点が僕に不足しているところであり、これから自ら乗り越えていく方法を見つけなければならないと思っています。

<b>―「キルミーヒールミー」以降、ファン・ジョンウムと2回目の共演なので心配はなかったのではないですか?</b>
役が違うし、話も違うので、大きな心配はありませんでした。でも「キルミーヒールミー」を見てくださった方にオーバーラップさせるようなことがあっては、飽き飽きしてしまうのではないかと心配しました。幸いにもオ・リオンと重なるといった反応はなかったようです。ジョンウムさんとも2回目の共演ですが、なかなか2回も共演することは難しいので、本当に幸せな共演でした。だから当分は再会するのは難しいのではないかと思ったりします。

<b>―チ・ソンジュンという役はどのように作っていったのですか?</b>
役柄の分析は台本に出ているものを優先して見ていきました。だいたい人は、幼年期に人格が形成されるじゃないですか。人格がどのように形成されたのかによって、習慣などが違ってくると思います。ソンジュンはニューヨークで15年間生活し、その前の学生時代にいじめられていました。その中で頼れる人はヘジン(ファン・ジョンウム)しかいなかったし、だからヘジンが特別だったんです。アメリカで15年をどのように生きてきたのか考えながら埋めていくと、その人の習慣がわかるような気がしました。ジェスチャーのようなものもキャラクターのディテールだと考えています。15年間、会いたがっていた人に再会した時は、どのような感情を持ち、どのような表情をするのだろうか考えて分析してみると、他の表現が出てきました。競争が激しいニューヨークでもどのように過ごしたのか考えたのですが、ファッションに関心がいくしかないと思いました。そういったディテールを考えるだけにとどめるのではなく、表現で昇華させるのが今後の課題のようです。10個考えても、10個全てを演技に出せないので。

<b>―フィルモグラフィーを振り返ると「悪の年代記」以外の配役は似ているものが多いように感じますが、それでも演技力で好評を得ました。ドラマチックな変身への脅迫感はなかったのですか?</b>
ドラマ「温かい一言」に出演した時、演技者はどんな役の選択においても確実な変身が必要だと思いました。「ロマンスをやってから悪役をやらなければならないのではないか」と思ったんです。ところが演技をしていきながら、それは違うかもしれないと思うようになりました。急いで変化を与える必要はないのではないかと思ったんです。今の年齢でできる役というのがあります。そういった役もジャンルとストーリーの変化によって、十分に違う可能性があるんです。似ている役だといっても、まったく同じ姿だけを見せるのではありません。僕としての新たな表現をすることになるので。ディテールでも分けられます。見てくださる方がそう思わないようにするのも課題ですし、これから僕は多くの試行錯誤をしていくつもりです。

<b>―ことしは多くの作品に出演し、活躍しました。演技のどんな所に魅力を感じていますか?</b>
実は趣味があまりないんです。趣味を持つ時間がないということもあるんですが、演技をするのが趣味であり特技になっているようです。もちろん、特技以上にうまくやらなければならないんですが(笑)。どうして作品に出演するのか考えると、現場にいるのが一番好きみたいです。現場にいる時、作品に必要な人になったようだと思い、演技に対して悩む時間もできました。

<b>―映画とドラマの醍醐味や悩みに違いはありますか?</b>
映画は、ドラマと違って十分に考えられる気がします。だから映画は時間に追われないため、全体的に完成度が高くなるしかなく、体力的にももっと楽です。初めて映画を撮った時は、息苦しさを感じることもありました。呼吸が長くなりすぎる感じがしたんです。

<b>―「彼女は綺麗だった」は、俳優パク・ソジュンの代表作になりますかね?! </b>
今としては代表作になりそうです。「彼女は綺麗だった」は、僕にとって新たなスタートの意味がある作品です。だから撮影中に深く考えたし、最善を尽くしました。主演として演技をしたかったので、成長する段階だったとも考えています。今後、より多くの代表作を作り出せたらいいですが、そういった作品を裏付けられる作品になるのではないでしょうか。期待していたよりもいい結果が出て、こうしてお話しできることに感謝しています。

<b>―もうすぐ賞レースのシーズンがやってきます。期待していますか?</b>
学生の時から賞というものに縁がありませんでした(笑)。いただけるならありがたいですが、受賞を期待する気持ちは特にありません。賞よりも僕には今回の作品をうまく引っ張っていけたということに意味があると思っています。




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