外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)第1次官は10日、北朝鮮の核実験を受けての制裁措置と関連し、拡散安全保障イニシアチブ(PSI)に、「部分的に、ケース・バイ・ケースに」参加する意向を示した。国会統一外交通商委員会の全体会議で明らかにしたもの。

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 PSIとは、北朝鮮に輸出入される兵器の輸送を封じ込めるため、60余りの加盟国が定期的に情報交換や訓練を行うもの。PSI加盟国は自国の領海上で、北朝鮮国籍の船舶に対し臨時検問を実施できる。

 これに先立ち、統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は、「PSIに参加しないことが韓国政府の基本方針。米国側からの要求がなく、今のところ参加を検討していない」と述べており、柳次官の発言とは相反している。

 柳次官は、国連安保理が国連憲章7章に基づく北朝鮮制裁決議案の早期採択を目指していることに言及し、一般的な内容であったため異議はなく、米国からの事前協議に賛成したことを明らかにしながらも、北朝鮮に対する軍事的な措置が盛り込まれないよう努める考えを示した。

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