チュソク(旧盆)連休の間、劇場街のボックスオフィス記録とチケットの売れ筋状況を見ると、劇場街でチュソク期間の興行トレンドが変化していることがわかる。

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伝統的に、チュソク期間最も平均以上の興行を達成するコメディジャンルが、今回のチュソク連休期間は、あまり大きな影響力を見せていない。様々なコメディージャンルの映画の中で、唯一『家門の復活』が、前編『家門の危機』と似たようなストーリーと超豪華キャスティングでヒットしており、その他のコメディジャンルの映画は、期待に及ばない反応を得ている。

反面、感動的で俳優の演技力を備えた映画に、観客たちが足を運んでいる。代表的な作品が『イカサマ師』や『ラジオスター』で、まず『イカサマ師』は超豪華キャスティング俳優と漫画で人気を博した“賭博”という素材を描き、これを見た観客たちは「映画を見ている間、鳥肌が立つほど緊張感の連続だった」という反応を示し、口コミから公開8日目にして、全国観客動員数200万人を記録する見込みだ。

また、“386世代(40代の世代)”と呼ばれる濃い思い出と懐かしさを思い起こさせる『ラジオスター』もまた、アン・ソンギとパク・チュンフンという韓国の代表的な国民俳優の好演と、しっかりとした助演の演技などで家族単位の観覧が増えている。

『私たちの幸せな時間』もまた、死刑を言い渡された死刑囚(カン・ドンウォン)と、人生に無気力を感じ、自殺未遂を繰り返す女性(イ・ナヨン)の独特な出逢いを扱った素材で、多くの観客たちが上映後に涙を見せるという珍風景を作り出し、人生と愛する人に対する大切さを教え、ヒットを続けている。

このように、チュソクシーズンの観客好感度変化は様々だが、はっきりとトレンドに起因しているものと思われる。今や各種マルチメディアで充分な喜怒哀楽を感じられるため、わざわざ劇場に行って映画を見ることが減少し、俳優たちの演技力と感動などを映画館だけで見ることができる魅力を持った映画だけが、観客たちに手を振っているという事実だ。数多くの映画の中で、果たして誰が最後に笑みを見せることができるのか、その成り行きが注目される。


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