【ソウル聯合ニュース】韓国の医療機関で整形外科の治療を受けた外国人が5年間で約13倍増えたことが17日、分かった。 国会保健福祉委員会に所属する最大野党・新政治民主連合の南仁順(ナム・インスン)議員が韓国医療紛争調停仲裁院や韓国保健産業振興院などから提出を受けた資料で明らかになった。 それによると、昨年韓国の整形外科を訪れた外国人は3万6224人で、外国人患者数全体(35万4389人)の10.2%を占めた。整形外科の外国人患者数は2851人だった2009年に比べ、5年間で約13倍になった。 診療収入は5年で57億ウォン(約5億8600万円)から1253億ウォンと約22倍に増えた。これは外国人全体の診療費(5579億ウォン)の23%に当たる。外国人1人当たりの整形外科診療費は346万ウォンで、ほかの診療科より高い。 整形外科を訪れる外国人患者の7割近くは中国人だった。中国人患者の割合は09年の27.7%から昨年は68.8%に拡大。中国人患者数は791人から2万4854人へ、5年で31.4倍になった。しかし、全診療科の外国人患者のうち登録された外国人患者誘致業者を通じ治療を受けたケースは全体の10.3%にとどまった。 南議員は「約9割の外国人患者は国内外の違法ブローカーにより誘致されたり、自発的に来たりした患者だ」と指摘。その上で「外国人患者のうち美容整形への依存度が次第に高まる中、状況を改善していかなければ整形観光や整形共和国という汚名を晴らすことはできない」と述べた。 また、外国人患者誘致業者や海外に進出した医療機関などに対する金融・税制支援、外国語医療広告許可などの規制緩和を骨子とした国際医療支援事業法の制定に反対するとした。 sjp@yna.co.kr
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