北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の実兄とされる金正哲(キム・ジョンチョル)氏が、英国・ロンドンでおこなわれたエリック・クラプトンの公演に2日連続で姿をみせた。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

 正哲氏は20日と21日の両日とも、若い女性と共に公演会場に訪れた。

 日本メディアの映像では、2日目(去る21日)、ミニバンが会場の前に止まり、女性が先に車を降りた。この女性は、ボーイッシュなショートカットにサングラスをかけ、濃い色の上着を着用。続いて、正哲氏もサングラスに革ジャンのスタイルで車を降りた。

 正哲氏の両サイドには、警備員とみられる2~3人の男性が密着して警備。彼らは取材陣のカメラが正哲氏に近づくと、手でカメラを塞ような仕草をみせた。会場内では関係者と談笑する姿を見せるなど、リラックスしたようすだった。

 金第1書記体制となった後、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の次男である正哲氏の動向が明かされたのは、今回が初めて。

 正哲氏は2006年6月、ドイツを旅行中だった姿が日本メディアによって報じられた。この際、エリック・クラプトンの公演会場に3日連続で姿を現し、熱狂的ファンであることが伝えられた。

 この時期には、正哲氏が平壌(ピョンヤン)でエリック・クラプトンの公演を推進しようとしたが、エリック氏側がこれを拒絶したとされる。

 以降、正哲氏は2011年2月にもエリック・クラプトンの公演に訪れる姿がキャッチされた。当時、シンガポールでおこなわれた公演に妹の金与正(キム・ヨジョン)氏が同行していた。

 なお、正哲氏は1990年代、スイスのインターナショナルスクールへ留学していたことがわかっている。


Copyrights(C) News1 wowkorea.jp 0