キム・ギドク監督が、第54回ベルリン映画祭において『サマリア』で監督賞を受賞した後、授賞式場であるベルリナ・パラストの前で、韓国特派員向け記者会見を行った。

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映画『サマリア』(監督:キム・ギドク/制作:キム・ギドクフィルム)のキム・ギドク監督が、第54回ベルリン映画祭で監督賞を受賞した。
 ベルリン映画祭審査委員会は14日、旅行費用を用意するために援助交際をする2人の少女と、刑事である父親が娘の援交相手を捜し回り奮闘する様子を独自に表現したキム監督に、監督賞を授与すると発表した。
 
韓国の監督がベルリン映画祭で監督賞を受賞したのは今回が初めて。これで韓国は、カンヌ映画祭(2002年監督賞『酔画仙』イム・グォンテク)ベニス映画祭(2002年監督賞『オアシス』イ・チャンドン監督/新人俳優賞ムン・ソリ)に引き続き、世界3大国際映画祭主要部門賞を3年連続受賞する快挙を成し遂げた。
 
去る5日開幕したベルリン映画祭には、全部で400編余りの映画が出品され、競争部門には26個作品が候補作として上がり、国内映画では唯一『サマリア』がコンベンション部門に招請された。
 
歴代ベルリン映画祭で、韓国映画は1961年カン・デジン監督の『馬夫』が特別銀熊賞を受賞し、1994年チャン・ソンウ監督の『華厳経』が、特別賞であるアルフレッド・バウアー賞を受賞したことがある。
 
一方、最優秀作品賞である金熊賞には、トルコ出身のドイツ人監督ファティ・アキンの『ヘッド・オン』が、優秀作品賞である銀熊賞にはアルゼンチンのダニエル・ブルマン監督作『Lost Embrace』が輝いた。また、最優秀女優賞には『Maria Full of Grace』のカタリーナ・サンディノ・モレノと『モンスター』のシャリーズ・セロンがともに受賞し、最優秀男優賞は『Lost Embrace』のダニエル・ヘンドラーが、それぞれ受賞している。

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