8月29日午後6時半より東京・イイノホールにて、大ヒット映画『トンマッコルへようこそ』の試写会が開催され、出演者のシン・ハギュン、チョン・ジェヨン、カン・ヘジョン、そしてパク・クァンヒョン監督が参席し、舞台挨拶を行った。

パク・クァンヒョン の最新ニュースまとめ


-ご挨拶をお願いします。

パク・クァンヒョン監督:『トンマッコルへようこそ』の監督、パク・クァンヒョンです。皆さんにお会いできて、とても嬉しく思っております。今日はたくさんの方々に観に来て頂き、本当に光栄です。
チョン・ジェヨン:(日本語で)コンバンワ。
『トンマッコルへようこそ』がこうして日本で公開されることになり嬉しく、ありがたく思っています。僕は『シルミド』で1度、ご挨拶をさせて頂いたのですが、今日もこんなに暖かく迎えてくださってありがとうございます。今日いらしている皆さん本当に(日本語で)カワイイデスネ!(会場爆笑)

カン・ヘジョン:私は今回、『トンマッコルへようこそ』のPRで日本に来たのですが、こうして皆さんに会える機会を設けて下さって、嬉しいと同時にドキドキしています。映画が公開された後も、ずっとこうであってほしいですね。

シン・ハギュン:ちょうど今、夕食の時間ですよね。お食事はして来られましたか?(会場爆笑)僕の出演作が日本公開されたことはあったんですが、こうして公開に合わせて挨拶するのは初めてになります。日本の方が、この映画にどんな反応を見せてくれるのか、期待しています。皆さん楽しくご覧下さい。そしてお食事がまだの方は、上映が終わったら召し上がって下さい!


-日本の印象、楽しみにしていることは?

パク・クァンヒョン監督:実は、マスコミ試写会で1度挨拶させて頂いたので、こうして挨拶するのは2回目になるんです。来る度に意外だなと思うことは、多くの方が笑顔で歓迎してくれることです。見渡してみると、男性よりも女性の方が多いですね。この映画は戦争を描いた映画なんですが、女性がたくさん来てくれるとは思ってもみなかったことです。この映画を観ている間、幸せな時間を過ごして下さい。

チョン・ジェヨン:今回、4回目の来日になるのですが、いつも感じるのは、日本は新しくて、韓国に戻るとまた来たくなる…なぜそうなのかはよくわかりません。イメージがキレイで、爽やかだなと思いますね。ただ物価が高いので負担を感じますが…(会場爆笑)。『トンマッコルへようこそ』が今まで日本で公開された韓国映画の中でも、1番うまく行く作品になるのではないかと期待しています。たぶん、映画をご覧いただければわかるんじゃないでしょうか。

カン・ヘジョン:私は個人的に日本によく来ていますので、日本でやりたいことは、すべて終わらせてしまいました。実は、私の友人がワーキングホリデービザで日本にいるんですが、昨日彼女に会って誕生日を祝いましたので、残されているのはPR活動を頑張ることだけです。

シン・ハギュン:僕は食べることが非常に大好きで、日本食も口に合います。帰る間際になると、もっと食べて帰りたいと思いますね。日本はお酒もとてもおいしいので、舞台挨拶が終わったら1杯飲みに行こうと思います。
-昨日もチョン・ジェヨンさんと飲んだとうかがいましたが?
シン・ハギュン:はい、飲みました。


-好きなおつまみはありますか?

チョン・ジェヨン:昨日食べたのは、以前も食べて気に入った“エビ”です。20匹くらい食べました(会場爆笑)。

-シン・ハギュンさんもエビが好きなんですか?

シン・ハギュン:そうですね。飲みに行く前には、老舗のうなぎ屋に行きまして、うな重を食べました。


-韓国でヒットした理由、映画の魅力は?

パク・クァンヒョン監督:推測になってしまうのですが、これまで韓国でも戦争をテーマにした作品はいくつもあったんですね。しかし、それらは悲劇的で、暴力的な部分が強く描かれていることが多かった。それに比べこの映画は、戦争をしないでいかに平和に暮らすか、その方法を紹介している映画なんです。それと同時に、私たちが大切にすべきであるにもかかわらず、普段忘れてしまっている“純粋”な気持ちも描かれているので、そういった部分を気に入ってくださったのではないかと思います。

チョン・ジェヨン:(日本語で)アノ~…。私が出演しているからです!(会場爆笑)これは冗談ですが、この映画は戦争という非常に暗い素材を扱っているにもかかわらず、戦争そのものよりも村人の純粋さに接することによって、軍人たちの心も徐々にやわらいでいく…そんな軍人たちの心にフォーカスを合わせているのかなと。この乾いた現代の人々に、もう1度立ち止まって振り返る、そんな機会を与えた…だから皆さんの共感を呼び、ヒットへ繋がったのだと思います。また、監督の非常に独特で新しい試み、今までの韓国映画には観られなかった工夫が、映画のいたるところに施されている、そんな点に見どころがあります。

カン・ヘジョン:この映画に含まれたメッセージは色々あるかと思うんですが、その中に“平和”があります。平和に対して、拒絶反応を示す人はいないと思います。なので、多くの人たちがこの平和を共有したいという気持ちがあったのではないかと思います。また、ある人がこんなことを言っていました…。
「哲学的で頭の痛い歌は、明るく歌った方がいい」!難しくて、辛くて、皆が触れたがらない、そういうテーマを、監督が精細さを込めて、ビジュアル的にもメッセージ的にも充分に見せてくれたからだと思います。

シン・ハギュン:共感できる部分が多いからじゃないでしょうか。現代も戦争のような世界・社会ではないかと感じますが、お互い理解できなかったり、傷ついたりして、とても夢を持てるような世界ではないように思えます。この映画の中にはまるで夢を見ているような、童話のような世界が描かれていますので、その点に共感してくださったんだと思います。

映画『トンマッコルへようこそ』は、来たる10月28日、日本公開予定。


Copyrights(C)wowkorea.jp


Copyrights(C)wowkorea.jp 0