【ソウル聯合ニュース】長年の喫煙でがんを患ったとして、元喫煙者30人が韓国のたばこ大手KT&Gに損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、大法院(最高裁)は10日、「喫煙と肺がんの因果関係を認められない」などとして上告を棄却した。これによって原告敗訴の高裁判決が確定した。
 大法院は、「KT&Gと国によるたばこの有害性を隠蔽(いんぺい)するなどの違法行為がない」として訴えを退けた。たばこに製造物責任法に基づく製造・設計・表示上の欠陥がなかったことも認められた。
 喫煙が原因で病気になったとして賠償を求めた訴訟は韓国では初めて。1999年に訴訟が起こされて以降、15年を要し判決が確定した。

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