日本でのコンサートは、昨年の晩夏に開催された全国Zeppツアー「2013 B1A4 LIMITED SHOW [AMAZING STORE] in Japan」以来、約半年ぶりとあって、観客の期待感は開演前からはちきれんばかり。開演前からペンライトを点灯させ、メンバーの名前を叫ぶファンも多いなか、「B1A4」のレコードを選曲したジュークボックスの映像が流れ、眩い光とともにメインステージの上方に5人が横並びで登場。日本デビューシングル「Beautiful Target」の日本語バージョンで幕を開けた。
今回のライブコンセプトはタイトル「Listen To The B1A4」の名の通り、「B1A4の音楽を存分にお伝えするステージ」。楽曲はもちろん、前方のメインステージと後方サブステージをアリーナ席を1周する形の花道でつなげられており、どこにいても、メンバーが近くに感じられるステージとなっていた。
中盤からは最新アルバム「2」に収録された楽曲を中心にして、アーティストとしての成熟度を見せる構成となっていた。リード曲であるR&Bバラード「Believe In Love」、韓国でナンバー1ヒットを獲得した「LONELY」など、音楽的な豊かさと味わい深いグルーブを感じさせる流れとなっていた。
終盤はヒットシングルを立て続けに披露し一気にラストまで駆け上り、盛り上がりは最高潮に到達。メンバーがこの日のライブの感想とファンへの感謝の気持ちを語り、最後にリーダーのジニョンが「これからもみなさんを失望させないようにカッ コいい僕たちでいます」と約束し、ラストは「O.K.」で会場全体を周り、まるで来場者全員と挨拶を交わすように歌いあげた。そして多くの声援を受け登場したアンコー ルでは、メンバーとファンの固い絆を歌った楽曲「YOU ARE MY GIRL」や1フレーズずつ歌い継ぐミドルナンバー「IF...」で会場と一体となりステージは終了。