安重根の遺墨「敬天」=(聨合ニュース)
安重根の遺墨「敬天」=(聨合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した韓国の独立運動家、安重根(アン・ジュングン)が1910年2月14日の死刑宣告から3月26日の執行までに中国・旅順刑務所で書き残した書が韓国で競売にかけられる。
 韓国の美術品競売大手ソウルオークションは10日、安重根の殉死翌日にあたる3月27日にソウル市内で開催するオークションに、「敬天」をはじめとする安重根の遺墨157点を出品すると発表した。「敬天」は死刑執行の前に日本人の頼みで書いたもので、推定落札価格は7億5000万ウォン(約7240万円)。
 ソウルオークションの関係者は「安重根義士の遺墨はこれまで50点ほどが確認されているが、ほとんどを日本の寺や韓国の博物館が所蔵しており、市場に出る作品はまれ」と説明した。


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