キム・ジス
キム・ジス
「最近演技でどうやって泣くのか非常に悩みます。泣くことがより深く強くなければならないと思いました。簡単に泣けば、泣くことが薄れてしまうんです。そのような気持ちでかっとしながら泣くと、時には病気にかかった気分になったりもします」

キム・ジス の最新ニュースまとめ

 SBS月火ドラマ「温かい一言」でソン・ミギョン役を熱演している女優キム・ジスは劇中、色々と厳しい状況を送っている。信じていた夫は裏切り、姑はことあるごとに苦しめる。

 10日、ソウル・江南区(カンナムグ)のカフェで行われた記者懇談会でキム・ジスは「撮影をしてみて、実際にとても苦しくて心が痛くなるときが多いです」と告白した。

 「温かい一言」は結婚を元に戻したい2組の夫婦が、欲望と怒りに苦しみながら新しい選択を前に葛藤する姿を描く。

 キム・ジスは男性主人公ユ・ジェハク(チ・ジニ)の妻で、専業主婦のソン・ミギョン役を引き受けた。ジェハクはナ・ウンジン(ハン・ヘジン)と不倫をしてミギョンに痛みを与える。

 「ジニオッパ(お兄さん)を見るとむかっとします。撮影をしていてジニオッパが明日撮影がないと言うと、『どこかに行ってまた何か悪さでもするの?』と冗談も言いますよ(笑)。ときどき、オッパは男性の立場を、わたしは女性の立場を代弁して意見を交わす時もあります」。

 また、彼女は「ジェハクが苦しむことを望む視聴者が多いことは知っています」と笑い「劇中、離婚をするのかしないのかわからないけど、彼らが多くの出来事を経て、さらに成熟した人として最後を描けたら、という願いがあります」と伝えた。

 ソン・ミギョンは全ての事に完ぺきな女性だが、夫の不倫を知り彼女が培ってきた人生が根っこから揺れる。では、実際の彼女の姿はどうだろうか。

 「ミギョンが完ぺきであるというよりは、完ぺきに見せようと努力するんです。実際のわたしは、とてもカッコ悪くてしっかりしていません。ただ、仕事をするときは完ぺきにしようという気質が出るようですね」。

 キム・ジスは劇中、腹違いの弟であるパク・ソジュン(ソン・ミンス役)と格別な姉弟愛を見せて、好評を得ている。最近、高く評価している他の後輩俳優がいるかと尋ねると大人気のキム・スヒョンを挙げて絶賛した。

 「『太陽を抱く月』でキム・スヒョンさんを見て驚きました。嗚咽するシーンを見たのですが、この年齢の俳優がどうやったらあのように深く泣く」ことができるのかと思いました。また『星から来たあなた』を見ても、声が本当に良いんですよ。今がこうなので、20年後にはどれほどより深まるのかと思いました」。

 周りの結婚した人々を見てみると彼女も結婚を考えるのではないのだろうか。

 「自然に”ソウルメイト”だと思う人がいれば、(結婚を)するのではないでしょうか。強制される部分ではないと思います。本当に運命だと思います。結婚するかどうかが、わたしの人生の幸せを左右しないと思いますよ。それにわたしには仕事がありますからね」。

 変わらず多くの男性ファンを持つ彼女に童顔の秘訣を教えてほしいと訪ねると「童顔なんて…よく知らないからそう言うのですよ。外で寒い中、震えながら撮影すれば顔に年齢も出ますし、コンディションによって画面にも年齢が表れるときがあります」としながらも「老けないように”悪あがき”はしたくないです。自然に歳を取っていきたいです」と淡々と答えた。

 では、彼女が思う最も温かい一言とは何なのか。

 「『ありがとう』が最高のようです。すべての人間関係で『ありがとう』と一言いうと、すべてうまくいく。その一言で、相手によくしてあげたくなりますね。実は、プライドのせいでこのような言葉をきちんと言わないことが多いので、『ありがとう』という言葉だけはよく言っても良いようですね」。

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