【ソウル聯合ニュース】韓国の姜昌熙(カン・チャンヒ)国会議長は5日、訪韓中の「韓日中三国協力事務局(TCS)」の事務総長、岩谷滋雄氏と面会し、3カ国間の議会協力案について話し合った。
姜氏は「韓中日の3カ国は歴史的にも地理的にも非常に密接で、近くならざるをえない関係」とした上で、「3カ国の事務局の設立により、3カ国が大乗的な立場で緊密に対話を行えば、難しい問題も解決していくことができるだろう」と話した。また「韓国国会では3カ国の事務局で議論された事項を尊重し、協力できることは協力する」と付け加えた。
岩谷氏は、3カ国の議会間フォーラムを開催することで合意したが、各国議会で選挙があったために実行できなかったと述べ、第1回の「3国議会フォーラム(仮称)」が韓国の国会で開催されることを希望すると伝えた。
これに対し姜氏は「3カ国囲碁大会やサッカー大会など議員間の非政治的行事が政治問題を解決する端緒になり得る」と提案し、「3国議会フォーラムが早い時期に韓国で開催されるよう積極的に協議していく」と約束した。
同事務局は2009年、3カ国首脳会談で韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領(当時)が提案し、同年9月に発足した国際機関。3カ国の協力事業を発掘し、既存の協力事業を支援している。
面会には中国の陳峰事務次長、韓国の李鍾憲(イ・ジョンホン)事務次長や金演光(キム・ヨングァン)議長秘書室長などが同席した。

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