【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は12日、情報機関・国家情報院(国情院)による大統領選挙介入疑惑などを受けた政局の膠着(こうちゃく)状態を打開するため、与党セヌリ党、最大野党・民主党の代表との3者会談を民主党に提案した。3者会談はセヌリ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)代表が提案したもので、民主党がこれを受け入れるかどうかが注目される。
 青瓦台(大統領府)の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)広報首席秘書官は同日の会見で、朴大統領は先の20カ国・地域(G20)首脳会合とベトナム訪問の結果を国会で議長団や与野党代表らに説明した後、3者会談を行い国政全般に関する問題などを虚心坦懐(たんかい)に議論し、国民や政界の疑心を払しょくする考えだと述べた。
 会談が実現した場合、国情院の大統領選介入疑惑について朴大統領が謝罪または遺憾表明するかどうかが注目される。会談では、国情院の刷新をめぐり、国会が主体となるべきか、あるいは国情院が刷新案をまとめた上で国会がこれを議論するのかといった問題も話し合われる見通しだ。民主党は国情院の刷新などを要求し、先月1日から国会活動をボイコットするなど院外闘争を行っている。
 李首席秘書官は会談の日時について「ひとまず16日と考えている」と述べた。

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