李石基議員事務所の家宅捜索を行う国情院の捜査官ら=28日、ソウル(聯合ニュース)
李石基議員事務所の家宅捜索を行う国情院の捜査官ら=28日、ソウル(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】韓国情報機関、国家情報院(国情院)と水原地検が28日、家宅捜索などの捜査に乗り出した李石基(イ・ソクキ)国会議員らの革新系野党、統合進歩党関係者が、国家保安法上の国家基幹施設破壊や人命殺傷などを謀議した疑い(内乱陰謀など)が持たれていることが確認された。国情院は同日、李氏や同党関係者の事務所など約10か所の家宅捜索を行い、3人を逮捕した。
 捜査対象者らは李氏が2012年、統合進歩党の比例代表で当選した直後、国家基幹施設への攻撃などを謀議したとされる。
 水原地裁関係者は捜査対象者について、「国家保安法上の通信など国家基幹施設攻撃謀議、利敵団体構成、北朝鮮賛美、内乱陰謀の疑いを受けている」と明らかにした。同関係者によると、被疑事実にはないが、国情院は「有事の際に(備えて)銃器を用意しろ」と謀議した内容が盛り込まれている録取書も証拠資料として確保したという。
 市民団体・京畿進歩連帯のイ・サンホ顧問の家族は同日午前、家宅捜索を受けた際、捜査員らが「5月にソウルの墓所で党員約130人が集まり秘密会合を行い、京畿南部地域の通信施設と石油施設の破壊を謀議した」と記された令状を示したと伝えた。

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