【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が22日に発表した国際投資対照表(速報値)によると、3月末現在、韓国の対外債権残高は5445億ドル(約55兆円)で、3か月前と比べ33億ドル減少した。
 特に、短期外債は1222億ドルで45億ドル減った。
 これに伴い、対外債務のうち、短期外債が占める割合は29.8%で、1999年末以来初めて30%台割り込み、13年3か月ぶりの低水準を記録した。世界金融危機が始まった2008年9月と比べれば、22.1ポイント低い。
 3月末現在、外貨準備高に対する短期外債の割合も37.3%で、2006年3月以来の低水準となった。
 長期外債は2880億ドルで、外国人の債券投資を中心に13億ドル増えた。
 韓国銀行国外投資統計チームのイ・ジョンヨン課長は「為替レート効果に加え、企業の貿易信用を中心に短期外債が減り、外債全体が減少した」と説明した。
 対外債権は5445億ドルで昨年末より86億ドル増えた。これで対外債権から対外債務を引いた純対外債権は1342億ドルで119億ドル増えた。全体の対外投資残高は8607億ドルで、187億ドル増加した。外国人の投資残高は9253億ドルで199億ドル減少した。

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