韓国を訪問している米国のヒル国務次官補(東アジア担当)は9日、韓米間はミサイル発射に対し、ひとつの明確な声を持って反応を示したと話した。統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官を表敬訪問した後記者らと会い述べたもの。
 ヒル次官補は、「韓国と日本、米国は互いに異なるプログラムをもって対応しているが、立場は異なるものではない」との見解を示した。重要なことは、3者間で調律しひとつの声でメッセージを伝えることだと強調、韓国も対北朝鮮支援を検討し保留するという明らかな立場を表明したと明らかにした。

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 11~14日に韓国と北朝鮮が行う南北閣僚級会談については、北朝鮮に対するメッセージを頼むなどはしなかったが、米国の立場については韓国側に十分に説明したと述べた。また、「北朝鮮は今回のミサイル事態について国際的反応の判断を誤っており、いかなる弁明も正当化することはできない」と強調した。さらに、北朝鮮は6カ国協議参加国のいずれにも事前に通達することなくミサイルを発射したと指摘、北朝鮮がミサイル発射の事実を中国に事前に知らせたとする一部報道を否定した。

 ヒル次官補は「韓国と十分な意見交換を行った。ミサイル発射に対する明確な反応を聞くことが出来た」と述べ、すばらしい協議になったと会談に満足感を示した。

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