韓国映画「王になった男」のキャスト、公開日、あらすじ
今回、初の時代劇挑戦した感想を聞かれ、「私にとって初の時代劇ですが、時代劇だから挑戦しようと思ったわけではなく、この作品のストーリーが素晴らしく、また面白いものになると感じ出演を決意しました」と答え、さらに韓国で歴代動員数3位を記録した要因を質問されると、「そうですね、イ・ビョンホンが出演しているからでしょうか。」「冗談です(笑)」と日本語で話すチャーミングな一面も見せた。
さらに、見どころとしては「日本の皆さんには、自分がもし王だったらどうなっただろうか、と思いながら見て頂ければ痛快な気分も味わっていただけるのではないでしょうか。この作品は歴史的事実を基にしていますが、そういった背景を知らなくても楽しんで見ていただけると思っています」と話した。そして、たくさんの映画の主演俳優として現場をひっぱってこられたイ・ビョンホンにとって、王を演じることとの共通点があったかという質問については、「王も俳優も表面的には似ているところがありますね、常に周りの注目を集めるところとか、それによって制限された生活しなければならないとか。ただ、俳優として違う部分があります、王というのは民の声に耳をかたむけて、民が求めていることをやっていくわけですが、俳優というのは、ファンの好みだけに合わせていては、自分のカラーを失ってしまう。作品を選ぶときにも自分の意思で選ぶことが大切ですし、ファンの声に耳をかたむけつつも自分の初心を忘れてはいけないのではないかと思っています」と、俳優としての姿勢について、真摯に丁寧に答える姿が印象的だった。
記者会見後は、新宿バルト9にてジャパンプレミアの舞台あいさつを実施。今回発売後即完売となった幸運なプレミア上映を鑑賞した約400人の観客が待ち構える中、イ・ビョンホンが登場すると、黄色い歓声があがり、会場の興奮が一気にピークに。満面の笑顔で舞台に立ったイ・ビョンホンは「皆さんこんにちは。イ・ビョンホンです。おいしかったですか」と言い、「あっ、面白かったですか」と改めて日本語で言い直し、会場は大爆笑。
続いて「久しぶりに皆さんに会えるので、昨日の夜は興奮して眠れなかったです。この作品は血もでていませんし、本当に多くの方が楽しめる作品ですので、自信をもって舞台挨拶にきました」と話すと、すでに本作を観た後の観客から大きな拍手が沸き起こった。さらに「この作品は、私にとって初の時代劇、そして初めて一人二役を演じることになり、いろんな面でプレッシャーを感じていましたが、脚本を読んだ時の愉快な気持ちや楽しさが、撮影の最後まで自分を引っ張って行ってくれた」と語り、「作品を決める時には、こういった作品だからやる、やらないといった選び方をせず、あくまでもその物語が何かが重要だと思っています。また、この映画にでてくる影武者のハソンのコミカルなキャラクターのほうが、王よりも自分の性格に似ているので、周りのスタッフは特に驚いた様子はなかったですね(笑)」と、これまでのイメージとは違う、コミカルな演技含め、撮影中も楽しんで役に取り組んだ様子を伺わせた。
ジャパンプレミアに続いて、劇場内のスターステージで行われた“大ヒット祈願調印式”には、彼の大ファンだと公言する女優の岩下志麻が着物姿で応援に駆けつけ、念願の初対面を果たした。「イ・ビョンホンさんはとにかく素敵で、かっこよくて、チャーミング!」と話す彼女は、この映画で一人二役を演じたイ・ビョンホンを「映画を拝見して、とにかく二役とも素晴らしかった!」と大絶賛。その言葉に、「素晴らしい女優で、先輩の岩下さんからこんな風にほめて頂いてとてもうれしいです」とイ・ビョンホンは照れた笑顔を見せた。
そして、映画の大ヒットを祈願し、映画の中でイ・ビョンホン演じる王が押印するシーンを模し、二人で約30cmの印を一緒にパネルに押印。ステージ前に集まった約500人の観客から大歓声が上がった。
映画「王になった男」は、朝鮮15代目の王・光海の秘密に迫る、史実にフィクションを織り交ぜた重厚な歴史大作。この作品でイ・ビョンホンは理性を見失った時の暴君・光海と、王の影武者であり正義感あふれる庶民のハソンという表裏一体の両キャラクターを一人二役で演じている。
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