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去る10月6日(土)センタムシティ前広場(韓国・釜山)にて映画「王になった男」(配給CJ Entertainment Japan/来年2月日本公開)のシネマトークが開催され、俳優イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、チュ・チャンミン監督が登壇した。10月4日(木)より開幕した「第17回釜山国際映画祭」の関連イベントとして行われた。

韓国映画「王になった男」のキャスト、公開日、あらすじ

 3人が幾重にもなった観客の間に設置された花道を手を振りながらにこやかにステージに登壇すると、若い女性から年配の方までその黄色い歓声と拍手が鳴りやまないほどで、韓国では9月13日から公開され、「バイオハザードV リトリビューション」などのハリウッド大作を押しのけて興行成績No.1となった本作の人気の高さをうかがわせた。

 映画はこの日、韓国で800万人動員を目前にしており、ステージ上にて感想を聞かれたイ・ビョンホンは、「とにかく皆さんに感謝しています。多くの方に見ていただいて本当にうれしいです」と笑顔で答えた。さらにこの勢いで「もし1000万人を達成したら、何を公約するか」と司会者から聞かれると、リュ・スンリョンは「前のイベントでは皆さんに映画に出てくる飴をプレゼントしたんですが、今度は飴でも何でも皆さんに私が直接ふるまいますよ」と自信満々に語り、チュ・チャンミン監督は「実は(王妃役の)ハン・ヒョジュさんの出演シーンを仕方なくカットしてしまったのですが、1000万人突破したらディレクターズカット作ります!そのシーンも必ず入れます」と宣言、観客から喝采を浴びた。 

 一方、イ・ビョンホンは「1000万人は達成できる可能性が十分にあるので、僕は1300万人突破したら…という公約でいいでしょうか」と語りながら、「1300万人達成したら、劇中の王の格好で観客の皆さんにあいさつしに行きます!僕が(撮影などで海外にいても)どこにいても必ず王の格好で」と話し、「でも、きっと自分で衣装を持っていくだけで大変だから、髭までは王仕様にカットするのは大変なので、勘弁してくださいね」と笑いをさそい、会場を盛り上げた。

 また、劇中でイ・ビョンホン演じる王の身代わりになった男を厳しくも見守る側近役のリュ・スンリョンとイ・ビョンホンは同じ年で、映画祭のレッドカーペットには腕を組んで現れたほど仲が良く、「二人の息の合った演技を知っていてキャスティングしたのか」と聞かれると監督は「そうですね、本当に息がぴったりで、文句なしでした」と話し、この日のトークでも、お気に入りのシーンが同じであることが判明。実際、本編でも二人のやり取りは時には軽妙に、時には緊張感があふれ見応え十分で、二人のトークの言葉の端々には作品への並々ならぬ思い入れも感じられた。

 このあと3人は、海雲台会場の映画祭オープントークに登壇。何時間も前から場所取りをする観客含め、会場の周りの道まで人があふれ大盛り上がり。日本での大ヒットも予感させる熱気あふれたイベントとなった。

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