北朝鮮公演アリラン開幕　正恩氏たたえる内容追加

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮のマスゲームと芸術公演「アリラン」が1日、平壌・綾羅島の競技場で幕を開けた。来月9日まで開催。北朝鮮の朝鮮中央通信が2日、伝えた。
　初日の公演は、金基南（キム・ギナム）朝鮮労働党書記と楊亨燮（ヤン・ヒョンソプ）最高人民会議常任委員会副委員長をはじめ、労働団体や中央機関の関係者、朝鮮人民軍将兵、平壌市民、外国人らが観覧した。
　公演は全5場で構成され、フィナーレでは金正恩（キム・ジョンウン）第1書記をたたえる歌「パルコルム（足取り）」が披露されるなど、新指導者の金第1書記を際立たせる内容が新たに加わった。
　アリランは2002年、故金日成（キム・イルソン）主席の生誕90周年にあたり初開催され、2007年以降は毎年行われた。しかし、中国・北京の北朝鮮専門旅行会社によると、北朝鮮当局は時代の状況に合わせ再構成するため、今年で公演を最後にする計画だという。