【ソウル15日聯合】韓国に進出している日本車ブランドが、下半期は20~30代の消費者をターゲットにした新車を続々投入している。手ごろな価格のモデルが数多く登場し若い消費者層の需要が増加していることから、製品設計やマーケティング方法も中高年中心から新世代も含める方向へと多様化している。
 ホンダコリアは準中型セダン「シビック」のデザインを新たにした2009年型モデルを発売した。若い世代にアピールするよう、従来のデザインに直線的なタッチを加え力強くボリューム感のあるデザインとなっている点が特徴だという。

 11月に国内に正式輸入される韓国日産の「ローグ」も、20~30代のドライバーに好まれるコンパクトクロスオーバー車だ。同社関係者は、ソフトさとボリューム感を調和させた感覚的なデザインが特徴で、無段変速機(CVT)や電子式の姿勢制御装置などさまざまな仕様が搭載された、運転を楽しめる車種だと紹介した。

 先月から販売が始まったレクサスのプレミアムコンパクトセダン「ニューIS250」は、初めて輸入車購入を考える消費者を狙う。見る角度によって車の姿が違って見えるよう、表面に多様なラインとうねりを入れた。

 このほか、近く発売のインフィニティの「ニューG37」、三菱自動車のスポーツセダン「ランサーエボリューション」と中型SUV(スポーツタイプ多目的車)「アウトランダー」も若い消費者向けの車種だ。

 輸入車業界の関係者は、初期の輸入車市場の需要層は中高年がほとんどだったが、次第に購買年齢が下がっているとし、「一時は社会的地位を示していた輸入車が、次第に個性を表現する手段に変わりつつある」と説明した。

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