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<W解説>北朝鮮、金総書記「肝いり」の観光地区が造成=建設工事では、親密なロシアから支援?
北朝鮮・東部のウォンサン(元山)に、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の肝いりのリゾート「カルマ(葛麻)海岸観光地区」がこのほど完成した、工事は2016年に始まったが、資金難やコロナ禍で一時中断。ようやく完成にこぎつけた。金総書記は「今年最も大きな成果の一つ」と満足を示しているという。同地区内にはスポーツ・レジャー施設のほか、約2万人が宿泊できる施設があるという。北朝鮮の国営、朝鮮中央通信は観光産業の新たな幕開けになるとしているが、外国人観光客の受け入れについては言及していない。しかし、親密な関係にあるロシアからの観光客を呼び込むことも視野に入れているとみられ、先月24日に行われた完工式にはロシアのアレクサンドル・マツェゴラ駐北朝鮮大使も招待された。北朝鮮はロシアのウクライナ侵攻をめぐり、ロシアに兵士を派遣している。韓国政府関係者は、完成にこぎつけた同地区の整備には、兵士派遣の見返りとしてロシアから建設の支援を受けたのではないかと指摘している。