NCソフトの「スローン・アンド・リバティ」(画像提供:wowkorea)
NCソフトの「スローン・アンド・リバティ」(画像提供:wowkorea)
韓国のゲームメーカーが2023年、コンシューマーゲームの提供を本格化する。

「ネクソン」は12日、自社のレーシングゲーム「カートライダー」の後続作「カートライダードリフト」のプレシーズンを提供開始した。利用者は、それぞれ異なるプラットフォームで「カートライダー」に接続しても、ともにゲームを楽しむことができる。

「NCソフト」は、同社初のコンシューマーゲーム「スローン・アンド・リバティ」(以下、TL)を、4~6月期に提供するとみられる。コンシューマーゲームはソニー・インタラクティブエンタテインメントなどのプラットフォームを利用する必要があり、アイテムが一定の確率で入手できる仕組みに慣れない海外ユーザーまで対象とする。このため、同社がビジネスモデルをどう設定するかに注目が集まっている。

このほか多くの韓国ゲームメーカーが大小のコンシューマーゲームを提供し、世界進出を図る。しかし一方で、ことしは米「ブリザード・エンターテインメント」の「ディアブロ4」など大型新作がサービスを控えており、下半期に競争が激化する見込みだ。

業界の関係者は「世界に打って出るには、飽和状態となっているモバイルゲーム中心の構造から抜け出し、コンシューマーゲームへと拡大する必要がある。既存のゲームメーカーをすぐに圧倒できずとも、多少なりとも存在感を示すだけでも効果的だ」と話した。

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