10代から「窃盗常習犯」…保険金目当てで夫殺害の女、今までどんな処罰を受けてきたのか=韓国(画像提供:wowkorea)
10代から「窃盗常習犯」…保険金目当てで夫殺害の女、今までどんな処罰を受けてきたのか=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国で保険金目当てで夫を殺害した「渓谷殺人」事件のイ・ウンヘ容疑者(31)が、10代のころ出会い系サイトを利用した窃盗行為で拘束されていたことが明らかになり、拘束前にもすでに別の窃盗事件で2度も警察に逮捕されていたことが分かった。

イ・ウン の最新ニュースまとめ

法曹界・警察などによると、イ容疑者は10代(満18歳)の2009年、特殊窃盗容疑で拘束される前に、2度の窃盗で警察に逮捕された。 事案が異なる犯行で別途の取調べを受けたもので、2009年の1年間だけで特殊窃盗や窃盗容疑で計3回立件された。

ただ、検察が起訴の代わりに少年部送致を決め、イ容疑者は常習的な犯行にも関わらず、刑事処罰を受けなかった。 警察からイ容疑者の窃盗事件を送検された仁川地検は2009年4月28日と6月5日、2回にわたりイ容疑者の犯行をいずれも少年部に送検した。

当時、イ容疑者はすでに出会い系を利用した別途の特殊窃盗容疑で拘束され、検察の取り調べを受けていた。 2008年から2009年初めまでインチョン(仁川)で数回にわたり条件付きの交際をえさに男性たちをモーテルに誘い、男性が浴室に入っている間に物を盗んで逃げた。 イ容疑者がこのような犯行で盗んだ金品は約400万ウォン(約40万円)だった。

  検察はこのような特殊窃盗容疑に対してのみ正式裁判を請求した。 2008から2009年の間の犯行の一部は共犯者とともに行い、類似の犯行が長期間にわたって行われたこと、被害金額が少なくなかったことなどを考慮した。

検察が裁判を請求すると、仁川地裁刑事裁判部は一度公判を進めた後、2009年5月20日、イ被告に対して少年部の送致を決定した。 これを受け取った仁川地裁少年部は、出会い系事件前にイ容疑者が犯した他の窃盗事件とこれを併合して審理した。 同年6月、検察が追加送致した窃盗事件まで計3回にわたって立件された事件がすべて併合・審理された。

しかし、イ容疑者は同月17日、仁川地裁少年部で保護処分を受けた。 その後、具体的にどのような処罰を受けたかは記録廃棄で確認できないが、事件が少年部に送致され、刑事処罰は避けたことが確認された。

法曹界は、イ容疑者が少年部保護処分の中でも最も重い「少年院送致」も避けたものとみている。 計10段階に区分される少年保護処分は、最も強い処罰である8〜10号に限って少年院に送致できる。 送致期間は、8号処分は「1か月以内」、9号「6か月以内」、10号「2年以内」と規定している。
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