東京オリンピックで「君が代」が流れ…「一緒に歌うおばあちゃん、鳥肌」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
東京オリンピックで「君が代」が流れ…「一緒に歌うおばあちゃん、鳥肌」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
結局「君が代」が東京オリンピックの開会式場で響き渡った。

キム・ボルム の最新ニュースまとめ

23日午後、東京都新宿区の新国立競技場で開かれたオリンピックの開会式で、歌手MISIAが日本の国歌である「君が代」を歌った。KBS、MBC、SBSなど韓国の地上波放送局3社がそのシーンをそのまま生中継した。

同時刻、ツイッターでは「今、東京オリンピックの開会式を見ているが、ある曲が出てきておばあちゃんが聞くなり後について歌い出し、どうしたのと聞いたら『君が代を歌わなかったら殴られた』『だから知っている』と…本当に鳥肌が立つ」というツイートがアップされて目を引いた。

実際に、日本植民地時代に強制動員された勤労挺身隊のおばあちゃんたちと遺族が、三菱重工業を相手にした損害賠償請求訴訟の裁判記録には、1930年代後半、国民学校では君が代を教え韓国語を使うと罰を受けたという内容があったと伝えられた。

特に「軍国主義日本」を象徴する君が代は「君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで」という歌詞がある。ここで、「君」は「日王」であり、天皇の治世が永遠に続くことへの願いを意味している。

太平洋戦争後、廃止された君が代は1999年に国歌として法制化され、現在は学校入学式や卒業式などでの提唱が義務だ。日本の一部の教師は、君が代を歌うときに立ち上がらなかったという理由で再雇用を拒否され論議が起きたこともあった。

日本の芸能人の中でも「JPOPの女王」と呼ばれた安室奈美恵など沖縄出身者は、君が代の斉唱を好まないだけでなく、その存在自体を認めようとしなかった。1990年代、天皇が招待した披露宴に出席した安室奈美恵は君が代を歌わなかった逸話で有名である。日本の最も南端の島沖縄は、歴史的に日本本土から絶えず苦痛と犠牲を強要させられたからである。

韓国では君が代の放送をめぐって議論が起こった。

2018年の平昌冬季オリンピックでは、放送局SBSが女性マススタートの授賞式で、銀メダルを獲得した韓国のキム・ボルム選手に続き、日本の高木菜那選手が金メダルを授与された後、君が代が出てくるシーンを放送した。

これに対して放送通信審議委員会には、「君が代が流れたSBSの授賞式放送を審議してくれ」という苦情が100件以上あふれた。しかし、審議委員会は「問題なし」と結論付けた。放送審議規定第25条(倫理性)3項に基づいて審議した結果、キム・ボルムの受賞シーンを中継すれば避けられないことだったという意見である。

しかし、2015年、日本出身の出演者を紹介し、君が代をBGMで流し議論を呼んだ放送局JTBCの番組「非首脳会談」も同じ手続きを踏んだが、審議委員会は法廷制裁である「警告」措置を下した。「非首脳会談」は事前録画され、編集や審議が可能だったという判断のためだ。

実際に国際的なイベントで、日本の国歌として認められ、主にスポーツ競技で君が代が使われることを制御できない状況である。

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