マクドナルドのBTSセットには、なぜバーガーがないのか=韓国(画像提供:wowkorea)
マクドナルドのBTSセットには、なぜバーガーがないのか=韓国(画像提供:wowkorea)
マクドナルドが先月27日から販売しているBTS(防弾少年団)セットが人気だ。 BTSファンの購入が続き、セットに含まれたマックナゲットの韓国内1日平均の販売量が発売前より3倍も急増した。

 最近、ロッテリアがフライドポテトの調達がうまくいかず、一部の売場でフライドポテトの代わりにチーズスティックを提供したことがあった。その理由がBTSセットのためだという噂が広がったりもした。マクドナルドにフライドポテトが集中し、ロッテリアが調達に困難をきたしたということだ。しかし、ロッテリアは新型コロナウイルス感染症の影響で調達が難しかったためで、両社の供給源が違うという説明をしなければならなかった。

 このようにBTSセットのマックナゲットとフライドポテトが注目されるのには理由がある。従来のマクドナルドで販売されているセットメニューとは違って、BTSセットにはハンバーガーが含まれていないからだ。マクドナルドはバーガーが含まれていない理由について、「BTSセットはマクドナルドの『セレブリティ・シグネチャーメニュープログラム』のひとつとして登場したもの」とし、「これは特定有名人の好みを反映したメニューの組み合わせをセットにしたもので、BTSが好きなマックナゲット(10ピース)、フライドポテト(M)、ドリンク(M)、スイートチリ及びケイジャンソースでメニューを準備した」と説明した。

 また、「全世界49カ国同時販売」という理由で、バーガーが外れたようにも見える。マクドナルド関係者は「全世界共通メニューとして販売するのに、バーガーは種類によって好き嫌いがあり、セットの中に入れるのが難しかった」と述べている。

 個人的な好みが異なるため、バーガーはそのメニューもさまざまだ。また、各国でのみ販売するローカルメニューもある。国ごとに文化の特性上、タブー視される食材もあり、共通メニューにバーガーを入れることが難しかったといえる。結局、全世界共通の味で供給できるマックナゲットとフライドポテトに決まったわけだ。

 業界ではBTSセットの販売による追加売上の効果も、考慮されたものと見ている。 BTSセットはその名前だけで売れやすく、バーガーは個人の好みによって追加購入につながるからだ。
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