北朝鮮の被服工場でマスクなどを作っている労働者たち(提供:news1)
北朝鮮の被服工場でマスクなどを作っている労働者たち(提供:news1)
北朝鮮は15日、新型コロナウイルス感染症の遮断のために切実に求められているマスクの生産に熱を上げていると強調した。

北朝鮮の対外宣伝メディアはこの日「新型コロナウイルスによる感染症を遮断するための闘争が全国の至る所で強いレベルで行なわれているこの頃、どの働き場、どの家庭でも切実に求められているものがマスクである」としながら、北朝鮮の全国各地のすべての被服工場でマスクの生産に拍車をかけていると伝えた。

このメディアは「工場ではマスクの生産よりも緊迫した生産指標はないという観点をもって火花の散る戦闘を繰り広げている」とし「今、工場の生産現場には使用者たちの便宜を図る様々な形態のマスクが所狭しと積み重なっている」と主張した。

北朝鮮は去る5日に朝鮮労働党機関紙を通じても、平壌(ピョンヤン)被服工場などでマスク生産のための緊急対策を立て、効果的に使われていない生産要素を総動員したと明かした。またその後にも、数回にわたってメディアを通じてマスクを生産している労働者たちの姿の写真を公開した。これらのことは、伝染病に対備する当局の努力を伝えるという意図もあるとみられる。

このメディアはこの日の他の記事で、新たに開発された“高麗活性錠剤薬”が新型コロナウイルスに対抗できると宣伝した。

その内容は「医学研究院の医学生物学研究所で生産している高麗活性錠剤薬が各種のウイルス感染症をはじめとした伝染病に対する人体の抵抗力を高めるものとして、多くの人々の間で人気を集めている」とし「ウイルスや細菌などをはじめとした病原性微生物に対する抵抗力を高めることによって、各種の疾病を予防、治療することができるようにするものである」と伝えた。

つづけて「ウイルス性および細菌性疾病、寄生虫病、腫瘍性疾病、自己免疫性疾病、中毒性疾病などに限って高い免疫生物学的な活性と独特な治療の効能があらわれる高麗活性錠剤薬の優れた点と効果性は臨床導入過程を通して充分に確証された」と付け加えた。
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