金氏の遺影=10日、水原(聯合ニュース)
金氏の遺影=10日、水原(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】韓国の旧大宇グループ創業者の金宇中(キム・ウジュン)氏の死去から一夜明けた10日、ソウル郊外の水原にある亜州大病院の葬儀場には政財界の関係者らが相次いで弔問に訪れている。 「素朴な葬儀」を望んだ故人の意思を受け、弔花や香典は受け取らない予定だったが、哀悼の意を尊重し、弔花は受け取っている。葬儀場には文在寅(ムン・ジェイン)大統領や李洛淵(イ・ナクヨン)首相、サムスングループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長らが送った弔花が置かれている。 金氏が設立した大宇グループは造船や自動車など数々の事業を手掛け、積極的な海外展開を推進。1990年代に資産規模で韓国2位の財閥に成長した。だが、アジア通貨危機の余波で99年に経営破綻し解体された。 同氏は粉飾決算を主導した罪などで2006年に懲役8年6カ月、追徴金17兆9253億ウォン(現在のレートで約1兆6300億円)を言い渡されて服役したが、08年に特赦によって釈放された。
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