世界消防士競技大会のオブジェのイメージスケッチ(大会推進団提供)=(聯合ニュース)
世界消防士競技大会のオブジェのイメージスケッチ(大会推進団提供)=(聯合ニュース)
【忠州聯合ニュース】各国から集まった消防士が幅広い競技で技を競い合う「世界消防士競技大会」の開会まで、あと10日に迫った。

 今年で13回目を迎える同大会は韓国中部の忠清北道忠州市で9月9日に開会式が行われ、同市や近隣地域で参加者が75種目で8日間の熱戦を繰り広げる。

 30日までに63カ国・地域の消防士や消防関係者ら6600人ほどが参加登録を済ませており、参加人数は過去最多となっている。

 「消防士オリンピック」ともいわれる同大会は、ラグビーや射撃、競泳などに加え、消防士対象ならではの競技もある。大会の「花」と呼ばれるのは最強消防士競技だ。人並み外れた体力を持つ消防士を選抜するもので、障害物コースや階段登りなど4段階に分かれて競い合う。

 各国の伝統衣装や特色ある衣装を身に着けてパフォーマンスを披露するマスター競技や、水中人命救助、消防士料理、バケツリレー、消防車運転は、同大会にしかない競技だ。家族が参加できる宝探しも競技として実施される。

 大会期間中には消防産業エキスポも開催される。同大会のメイン競技場となる忠州総合運動場の中央広場に展示館や展示ブースを置き、消防政策に関する国際シンポジウムなどの学術セミナーを開く。

 また、この広場では毎日午後、決められたテーマに沿って消防士や家族が楽しめる多彩な文化イベントが行われる。

 チュ・ヨングク大会推進団長は「過去最高水準の国際大会として遜色のないよう、徹底して準備した」と話している。


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