韓国軍と海洋警察、国連軍司令部が合同で実施した取り締まりの訓練(同本部提供)=31日、ソウル(聯合ニュース)
韓国軍と海洋警察、国連軍司令部が合同で実施した取り締まりの訓練(同本部提供)=31日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は31日、黄海上の軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)周辺や漢江河口の水域で中国漁船の違法操業の取り締まりを9月から再開すると明らかにした。 合同参謀本部は「ワタリガニ漁の後半の最盛期が始まる9月1日からは違法操業の漁船が漢江河口に進入を試みることが予想され、取り締まりを再開する予定」とした。 韓国政府は漢江河口などで違法操業する中国漁船が増加したことを受け、国連軍司令部と協力し、6月10日から軍と海洋警察、国連軍司令部軍事休戦委員会などと合同で取り締まりを実施した。中国漁船54隻を退去させ、2隻を拿捕(だほ)するなど強力な取り締まりを行った結果、作戦開始から8日で違法漁船は姿を消した。  国連軍司令部軍事休戦委員会と合同で行われた取り締まりは休戦協定に基づく正当な活動だが、北朝鮮が反発し、挑発行為を行う可能性もある。北朝鮮は6月に行われた取り締まりに対し、軍事挑発であると非難、「第2の延坪島砲撃戦を招きかねない」と主張した。 合同参謀本部は北朝鮮が取り締まりを口実に挑発を行った場合、韓国軍は自衛のために強力な対応を取ると強調した。
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