【ソウル31日聯合ニュース】11月にソウルで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に合わせ、世界トップ企業の最高経営責任者(CEO)が一堂に会するビジネスサミットが同月10~11日にソウル市内のホテルで開かれる。
 G20ビジネスサミット組織委員会が31日に明らかにしたところによると、サミットにはG20をはじめ34カ国から約120人が出席する予定だ。
 金融部門では、ドイツ銀行のヨゼフ・アッカーマン会長、HSBCのスティーブン・グリーン会長、スタンダードチャータード銀行のピーター・サンズ会長、シティーグループのビグラム・パンディットCEO、VISAカードのジョセフ・サンダース会長、野村ホールディングスの渡部賢一社長の出席が確定した。
 製造・エネルギー部門からは、アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル会長、クアルコムのポール・ジェイコブス会長、ネスレのピーター・ブラベック会長らが訪韓する予定だ。組織委は、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏にも出席を要請している。
 韓国からは韓国経済界を代表するサムスン電子の李健熙(イ・ゴンヒ)会長、現代・起亜自動車グループの鄭夢九(チョン・モング)会長が出席する。SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長はグリーン成長分科会の小テーマ、再生可能エネルギーの議長に選任された。
 同サミットの大きなテーマは「持続可能な均衡成長に向けた企業の役割」。出席者らは5か月間の事前協議を通じ作成された貿易・投資、金融、グリーン成長、企業の社会的責任の4議題に関する報告書を土台に合意を導き出し、G20ソウル・サミットに提出する予定だ。
 各議題の小テーマは▼貿易拡大策、外国人の直接投資、中小企業育成(貿易・投資)▼金融と実体経済、出口戦略、インフラと資源開発(金融)▼エネルギー効率、新再生可能エネルギー、グリーン産業の雇用(グリーン成長)▼革新と生産性、若年層の失業、開発途上国の医療拡大(企業の社会的責任)――の12テーマ。
 組織委側は、同サミットがG20に民間が参加するチャンネルを構築する事実上初の試みで、G20サミットの完成度や信頼性を高められるものと期待している。

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