映画『甘い人生』が、韓国映画としては初めて第58回カンヌ映画祭公式セッション(Official Selection)中、非競争(Out of competition)部門に進出、キム・ジウン監督とイ・ビョンホン、シン・ミナが、揃ってレッドカーペットを踏むこととなった。

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カンヌの公式部門は、長編コンペディション、短編コンペディション、招待作、ある視点、シネファウンデーション、カンヌクラシックで構成されているが、この中で大劇場のルミエール劇場での上映と、上映前のレッドカーペットのイベントは、1年あたり30本に達する長編コンペディションと、招待作部門に選ばれた映画だけに与えられる栄誉。カンヌ・ベルリン・ベニスなど、世界3大映画祭の中でも第一に挙げられるカンヌが選んだ映画という自負心の証である。カンヌの公式エンブレムの月桂樹マークもまた、レッドカーペット同様、この2つの部門の作品にのみ使用が許される。

招待作部門は作品性と商業的価値両方を認められた大作が上映される分野で、『甘い人生』のフランス配給社スタジオカーナル側の言葉を借りるまでも無く、この分野として上映された前作たちを見ただけでも、招待作という部門が持つ意味がはっきり分かる。

2000年の『グリーン・デスティニー』(リー・アン監督)、2001年の『地獄の黙示録』(フランシス・コッポラ監督)、『2002年のスターウォーズ・エピソードⅡ』(ジョージ・ルーカス監督)、2003年の『マトリックス リローデッド』(監督:ウォシャウスキー兄弟)、『トロイ』(ウォルフガング・ペーターゼン監督)、『バッド・エデュケーション』(ペドロ・アルモドバル監督)などの巨匠の作品やもしくはソフトライトを集中的に浴びたハリウッドの話題作たちが主に経ていったセクションである。これは『甘い人生』と並んで2005年招待作部門に上がった映画たちが、ロバート・ロドリゲス監督、クエンティン・タランティーノ制作の『Sin City』と、ウッディ・アレンの新作『マッチ・ポイント』という事実からも再度立証されている。

フランス、イギリス、ベネルックスなど、ヨーロッパの主な市場と、タイ、シンガポールなどのアジア市場、歴代韓国映画中、前売り1位という成績で4月23日日本公開を控えてることなど、派手な売上実績を持つ『甘い人生』。今回のカンヌ公式セクション進出をきっかけに、スペイン、イタリア、スカンジナビアなど、ヨーロッパ大陸のメジャー市場とアメリカ市場まで高価攻略できる可能性が高まり、韓国映画輸出パターンに新たな章を開くものと見られている。

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