突然ですが、皆さんには恩人はいますか?命の恩人とまで言わないでも、なかなか働けない身体なのにこの人に雇ってもらったから恩人と思っているとか、恩返しをしなければと考えているとか。しかし、実はこの考えはギリギリのところで危うい方へ良くこともあるのです。そのリスクとは何かを今からご紹介します。

恩人に対して恩返しをするのは、義理堅くて良いことですよね。ただ、ここで注意しなければいけないのは、「いつまでも恩に縛られてはいけない」ということです。あなたが恩人と思っている方、今は尊敬していても、人間なのですから嫌な面も見えてくることはあります。どんな一面が見えても、ずっと恩返しすることはできますか?




一度恩人であると思うことで、人はその人をある意味神格化してしまいます。だからいつまでも恩返しをしなければいけないと思い、尊敬します。けれど、恩人が悪い面を出した時にもまだ神格化を辞めないままでいると、その人のことを無条件で正当化し、自分は恩人によって逃げられないようになります。

一度冷静になることができれば、ある程度のところで恩返しは終了できます。本当に尊敬できる人であれば「一生ついていきます!」なんて言えたりもするのでしょうけれど、人は変わるものです。相手も変われば自分も変わります。




恩返しに縛られ続けるのは、正しい判断ができないリスクを含みます。相手が悪ければ悪いと言うべきなのに言えない。嫌なのに、恩人の頼みなら断れない。確かに恩は返した方が良いですが、その恩は返せたと思ったらそこでストップしてしまって良いのです。

恩人に対して盲目になっていたと言う人は、恩という縛りから解放されてやっと自分らしく生きられるようになったと言います。それまで自分が縛られていることにすら気付かなかったとのこと。もし恩人に何か不信感をちょっとでも抱いたなら、そこが恩返しの辞め時です。見逃すことなく自分からのサインを受け取りましょう。

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