新年や新学期、夏休みなど、年のキリが良いところで目標を立てることってありませんか?でも実は、「目標を立てないこと」が目標としている層も一定数いるのです。一般的には目標があった方がモチベーションが上がりますが、どうしてそのようにしているのでしょうか。

目標を立てないことを目標としている理由には、目標を立てることのデメリットを回避したいからという目的が隠されていました。目標があると、それが達成できなかった時にはがっかりしますよね。自分の努力が足りなかった、風邪を引かなかったら達成できたかもしれないのに…などなど、色々とネガティブなことを思ってしまいます。




また、健康だったら目標を達成できた時というのは悲壮感もひときり大きなものになります。なぜなら、自分がコントロールできる範囲ではないからです。ただ自分が怠慢だったなら反省もできますが、病気は仕方がありません。だから余計に悲しくなってしまうのです。

このような理由から、目標はあえて立てないという人がいます。この方ががっかりせずに済み、自分に期待して勝手にがっかりしないからです。目標があることによるメリットも素晴らしいものですが、それが逆に自分で自分を苦しめる要素となってしまっては元も子もありませんからね。




目標に向かって頑張っている姿というのは清々しくて周りも応援したくなるものですが、それが自分を苦しめるものである場合はちょっと余裕を持たせてあげないといけません。高い理想があるのは悪いことではありませんが、時としてそれが重い責任に変わることだってあるからです。

もし、今まで何かの節目には目標を立ててきたという人の中で、それによって苦しい思いもしたという場合は今一度目標を立てる意味を考えてみましょう。それが自分にとって本当にプラスになるものだったのか、負担になっていないだろうか、振り返ってみましょう。それでも目標があった方が良いと判断できたなら、それはあなたにあった生き方なのでしょう。

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