いつだって健康的に生きたいものですが、なかなかそうはいきません。女性で多いのは便秘と言われていますが、下痢をしてしまう人もいていずれも痛みを伴うことが多いです。特に暴飲暴食もアルコール摂取もしていないのに、理由がわからず腹痛がある場合はどうしたら良いのでしょうか。

トイレへ何度か行けば落ち着くとわかってはいても、治ったかなと思ったらまた痛くなったりと、何度も波がある場合もあります。このような一般的な腹痛の場合は、腸の「蠕動(ぜんどう)運動」が関係しています。




蠕動運動とは、腸などが動くことを言います。その動きが活発になるため痛みを感じます。つまり、この痛みを抑えるためには蠕動運動を止める薬を飲めば良いわけです。ただ、便秘の場合はせっかく出てくれているのだから全部出したいと思う人も多いですし、下痢の場合にしても無理に止めると毒素が身体に溜まることがあるのでやはり全部出した方が良いこともあります。

このような理由から、蠕動運動を止めれば痛みも止まるとわかっているけれど、我慢できる痛みであれば自然に任せようという女性もいます。

何も心当たりがなくても急にやってくる腹痛は大変厄介なものですが、多くの人が少なからず体験するものです。少しでもその回数を少なくするのであれば、やはり基本となるのは食生活ですね。




暴飲暴食をしていないにしても、脂っこいものは消化に時間がかかるため胃腸に良くありません。消化の良いものなら1時間くらいで胃から小腸へ送り出せますが、脂っこいものなら4時間くらいかかることもあります。通常の食事であれば胃に滞留するのは2~3時間くらいです。

また、腸はストレスを敏感に察知するので、心あたりがあるならその原因を取り除く必要があります。自分では耐えられると思っていても、腸は自分でコントロールできないのがもどかしいところですね。ただ、腸は外からの刺激でも動くので、たまにマッサージしてあげると良いでしょう。

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