日焼け止めを選ぶ時に気になるのがUVカット力の強さです。
SPFなら数字が大きい方が、PAなら＋が多い方が強力なのは知ってるけど、なんとなくしかわからない…そんな人も多いのではないでしょうか。
意味をきちんと理解することで、シーン別に使い分けることもできるようになりますよ。
●紫外線の種類は3種類
紫外線にはUV-A、UV-B、UV-Cの3種類があります。このうちUV-Cはオゾン層で吸収されるため、地表にはほとんど届きません。
そのため、日焼け止めはUV-A、UV-Bから肌を守るためのものです。
UV-Aはサンタンと呼ばれる肌が黒くなる日焼けを引き起こす紫外線です。
肌の真皮まで到達して、シワやたるみの原因にもなります。
窓ガラスをすり抜けて室内にも入ってくるのがやっかいなところ。
UV-Bは肌の奥深くまでは届きませんが、サンバーンと呼ばれる日焼けを引き起こします。ヒリヒリと赤くなって炎症を起こし、シミの原因になります。
●SPFはUV-Bを防ぐ目安
UV-Bを防ぐ目安となるのがSPFです。
SPF1で何も塗らない時と比べて20分日焼けで肌が赤くなるのを遅らせることができます。数字が大きいほどその時間が伸びるため、効果が高くなります。
100を超える製品が多数販売されていた時代もありましたが、現在は表示できる数字は50までになっていて、50以上の製品は50＋と表記されます。
通勤や買い物くらいならSPF20〜30あれば十分ですが、屋外でのスポーツやレジャーにはSPF50ある方が安心です。
●PAはUV-Aを防ぐ目安
UV-Aを防ぐ効果を表したものがPAです。＋〜＋＋＋＋の4段階で表示され、＋の数が多いほど効果が高くなります。
日常使いならPA＋＋くらい、レジャーにはPA＋＋＋＋だと安心です。
●まとめ
SPFとPAでカットできる紫外線や防御力の強さについてお伝えしました。
日焼け止めは塗る量が少ないと、表示されている数値より低い効果になってしまいます。
製品パッケージに記載されている適量を塗るようにしましょう。
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