サイレントフェス、泥フェス、踊る銭湯…など、新感覚の音楽フェスを手掛けるOzone合同会社が2020年1月、横浜にオープンさせた「逃げBar White Out」。
“逃げBar”とは想像の通り“逃げ場”を意味しているとのことですが、Webサイトを見れば見るほど、その謎めいたコンセプトにドキドキ。




現代人の多くが「逃げ場」という言葉が気になって仕方がないはず。
おそらく、逃げたいのに逃げ方がわからない、逃げたいのに逃げ場所がない、そもそも逃げたいかどうかも自覚できない…という人が多いのではないでしょうか。

そんな大人たちに与えられたひとつの選択。それが「逃げBar White Out」なのかもしれません。


◆「あの星から自分を俯瞰する」逃げBar White Outへ
情報ツールが発達して利便性が増した一方、垂れ流し状態の情報をキャッチすることに躍起になる現代。センサーを張り巡らせている意識は、もうヘトヘトなのではないでしょうか。
この世界から逃避したい…その思いが、現代病と言われるうつ状態を生み出していたりもします。
それは何より、現代社会に身を置きながら、リセットできる場所がないからです。

逃げBar White Outは、一般常識から考えれば異空間。でもこうした現代人の背景を考えれば、むしろ人が人らしさを取り戻す、もっともナチュラルな空間のように思えます。




逃げBar White Outでは、内装を真っ白にすることで目に入る雑多な情報を遮断。意識をリセットしやすい環境が整っています。
また、大人の逃避アイテム“アルコール”ではなく、「エリクサー」というスーパーフードなどの薬効を利用した“ノンアルなのにアガる”ドリンクで、健康的に酩酊状態になることも可能。一般的なBarの薄暗さや、爆音がかかるフェスなどとは全くことなるBarスタイルを貫いています。




さらに、知らない誰かのランチ代を先払いするシステムがあり、誰かのランチをおごることはもちろん、知らないうちに誰かからおごられているという嬉しい体験が待っていたりもします。




逃げBar White Outは、ご紹介した内容以外にもさまざまな「異なり」があります。
常識で考えると「ちょっと入りづらい」と感じる人もいるかもしれませんが、頭で考えることを辞めてみれば、そこが最高の逃げ場になるはず!
複雑に絡んだ頭と心をリセットしに、あなたも逃げBar White Outに逃避してみては?

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