気温が低くなる12月からは、乾燥肌に陥りやすい季節です。
乾燥肌とは、新陳代謝が悪くなり、皮脂の分泌量や角質細胞間脂質が低下して、肌の表面が乾燥している状態のこと。

気温が低くなると、血行が悪くなるので、新陳代謝がダウンします。

新陳代謝がダウンすると、肌の生まれ変わりの速度が遅くなるので、さらに乾燥肌を招いてしまうのですね。

化粧品で肌を保湿するのも大事ですが、内側からのケアも大切です。

それにはまず、肌の新陳代謝をアップしてくれる栄養をとること。

肌の新陳代謝を向上させてくれる栄養素は、ビタミンAやビタミンB1、B2、B6です。

つまり、これらのビタミンがたくさん含まれた食材を食生活に取り入れることで、内側からみずみずしい肌を作っていけるのです。

ビタミンAには、肌の新陳代謝を正常にしたり、皮膚や粘膜の潤いを保つ効果があります。




ビタミンAは、うなぎやアナゴ、卵、にんじん、かぼちゃ、緑茶、乳製品などに多く含まれています。

次に、ビタミンB1です。

ビタミンB1には、肌の新陳代謝を活発にする働きや老廃物の代謝を促す効果があります。

肌の新陳代謝が活発になれば、肌の表面に古い角質層が溜まりにくくなり、保湿できる肌になるのです。

ビタミンB1は、大豆やパセリ、豚肉、長ネギ、落花生、うなぎ、たらこ、牡蠣などに含まれています。

そして、ビタミンB2は、細胞分裂を促進させて肌の粘膜を守る働きを持っています。
細胞分裂が活発になると、肌の新陳代謝も活発になります。
つまり、肌細胞が生まれ変わるサイクルが早くなり、正常な肌を保っていけるのですね。

また、ビタミンB2には、タンパク質や糖質、脂質の代謝をサポートする働きがあるので、さらに肌細胞の生まれ変わりサイクルが早くなっていきます。

ビタミンB2は、納豆や緑黄色野菜、卵、キノコ類、レバー、乳製品などに多く含まれています。




最後に、ビタミンB6です。
ビタミンB6は、脂質やタンパク質の分解に必要な栄養素で、呼吸することで、分解がスムーズになります。
特に、タンパク質は肌の原料でもあるので、タンパク質の分解がスムーズになると、新陳代謝が活発になります。




ビタミンB6は、キャベツやニンニク、大豆、サンマやレバー、マグロ、モロヘイヤなどに多く含まれています。

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