
幸福を象徴する動物は、世界中に存在しています。
「うさぎ」や「フクロウ」、「豚」などは有名ですよね。
うさぎは子だくさんなので、子孫繁栄の象徴とされています。
フクロウは、『不苦労』という字を連想し、苦労をしないで幸せになるだろうとの考えから。
また、豚は富と繁栄の象徴であり、『トントン拍子に事が進む』と言われています。
海外では、さらにさまざまな生き物も。
例えば「てんとう虫」。
てんとう虫が体にとまると、幸運がくるとのこと。
そして、「ハリネズミ」。
ヨーロッパでは、幸運を呼ぶ動物と言われています。
由来は、ハリネズミが土の中にいる虫や昆虫を食べるため、大切にしている庭の植物を食い荒らす虫を、駆除してくれることからだそう。
『ハリネズミに出会うと幸運がつかめる』との、言い伝えまであると聞きます。

近年、ハリネズミの飼育をしている人も増えています。
抜け毛や鳴き声がなく、動物アレルギーの人でも飼育がしやすいのだとか。
ご飯は一日に一回。
散歩もいらず、夜行性のため病気でない限り、日中飼い主が留守でも寝ているハリネズミ。
温度管理や毎日の掃除は必須ですが、夜帰宅し、起きてきたばかりのハリネズミと触れ合いご飯をあげる。
その時間は、きっと一日の疲れを吹き飛ばしてくれる癒し効果があるはずです。

しかしハリネズミは、ストロボのような強い光が当たることで、死んでしまう場合があるほど繊細な一面を持っています。
また、人に懐くことが少なく、警戒して丸くなると一日中そのままで過ごすこともあるとか。
そして、ハリネズミが受診できる病院探しも難しいと聞きます。
そんなハリネズミだからこそ、飼い主は献身的に尽くせる人がおすすめです。
『人に懐かない』という特性を忘れず尽くしていれば、いつかは飼い主の腕の中で寝てくれるなんて奇跡も。
たまに起こるそんな嬉しい出来事に、感動できることでしょう。

その可愛らしいハリネズミの風貌は、SNSでも絶大な人気があり、見ているだけでとてつもない癒し効果があると言う人も。
ネズミ年の2020年。
ハリネズミが、あなたに幸運を運んでくれるかもしれません。
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