
今注目を浴びるボタニカルコスメをはじめ、多くの化粧水や美容液に配合される植物性のエキス。コスメに使われる植物性エキスの多くは昔から、漢方やハーブなど薬用としても使われている植物です。
「植物性」というと肌に優しく効き目もナチュラルなイメージがありますが、症状や体質にぴったり合うものなら、薬並みの効き目を発揮する力を秘めています。そのぶん、肌に合わなければ刺激にもなるので、自分の肌と向き合い、症状にあったものを使う必要があります。
そこで今回は、肌荒れ対策に向く植物エキスをご紹介します。化粧水や美容液を選ぶときには、ぜひ配合されているかチェックしてください。

◆ハトムギ(ヨクイニン)
プチプラコスメで人気の『ハトムギ化粧水(ナチュリエ)』でお馴染みのハトムギエキス。ヨクイニンエキスと表記されることもあります。
ハトムギエキスは、雑穀のはと麦の種子から抽出される成分で、肌に潤いを与え、健やかに保つ働きをします。とくに乾燥肌でニキビができやすい人におすすめのエキスです。
◆シコン
美魔女が使っていたとしてテレビでも話題になり、人気アンチエイジングコスメにも配合されているシコン。ムラサキソウの根から抽出されるエキスで、新陳代謝の促進や、抗菌・消炎作用があります。
皮膚炎用の漢方軟膏に使われていることでも有名で、ニキビにぴったり。炎症を押さえ、肌のターンオーバーを促すという作用から、幅広いタイプのニキビに対応してくれます。
◆ドクダミ
ドクダミの葉や茎から抽出されるドクダミエキスには、抗菌・抗炎症作用があります。肌の雑菌をクリアにしながら炎症を押さえるため、ニキビの発生を抑制する効果に期待ができます。
昔は傷の治療に用いられていたことからも分かるように、炎症中のニキビの治癒にもおすすめのエキスです。

ボタニカルコスメやナチュラルコスメ、天然、植物性…。肌が自然の力を必要としているからこそ、言葉に踊らされるだけではなく効能をちゃんと把握して選びましょう!
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