男女共通して、多くの人が実年齢より若く見られたいと思うものです。それでは、人は何を判断基準に年齢を判断していると思いますか?シワやたるみ、シミといった化粧品の謳い文句で使われるワードを思い浮かべる方がほとんどかと思います。
ところが、最近の研究によると、それらとは異なる部分でも人が年齢を判断しているということが明らかになりました。

■ ポイントは「動き」と「角度」
今回見た目年齢に関する研究成果を発表したのは、学校法人工学院大学 情報学部情報デザイン学科の蒲池みゆき教授の研究グループです。ポーラ化成工業株式会社と共同研究し得られたこの成果は、第77回日本化粧品技術者会研究討論会で最優秀発表賞を受賞しました。
見た目年齢に関する研究はこれまでにも多くの企業や大学等が行ってきましたが、今回の研究にはそれらと決定的に異なる点があったのです。
それは、見た目年齢を判断してもらう際、真顔や正面から写した静止画だけを使わなかったことでした。

人が実際にコミュニケーションをする時は、様々な角度から動いている状態の相手に対して判断をします。
そこに着目したことで、これまでの見た目年齢に関する研究とは異なる実生活に則した結果が得られたのです。

■ 見た目年齢をより若くするには?
今回の研究結果から、以下のことが明らかになりました。
まず、顔の角度により見た目年齢は異なる、ということです。特に若く見えたのは、下からの角度と真横からの角度です。逆に最も年齢が高く見られたのは、真正面と上から見た時でした。写真を撮る時など、必要がない時は真正面からの撮影は避けたほうが良さそうです。
次に、40代以降の場合、静止画より動画の方が年齢が高く見られるということがわかりました。表情を作る際の皮膚の動きが老けた印象を与えてしまうようです。
最後に、年齢を判断する際、目に次いで頬に視線が集中していることがわかりました。これまであまり重要視されていないと思われていた頬ですが、色味や頬のこけ具合など、年齢を判断する要素が意外と多いのかもしれません。

以上が新たに明らかになった見た目年齢の判断ポイントでした。
これまでのエイジングケアに加えてこれらを意識することで、より若々しい見た目になることができそうです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。



参考情報: https://www.atpress.ne.jp/news/83661


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