韓国外交部、「北朝鮮 金正男氏殺害事件の真実のために協力すべき」
先立って朝鮮中央通信はこの日「北朝鮮外務省儀礼局は7日、外交機関の要請に より、マレーシアで起きた事件が公正に解決され、マレーシアにいる北朝鮮の外交官と国民の安全が完全に実現するまで、朝鮮境内にいるマレーシア公民の出国を一時許可できない ということを北朝鮮のマレーシア大使館に通知した」と伝えた。
先立って朝鮮中央通信はこの日「北朝鮮外務省儀礼局は7日、外交機関の要請に より、マレーシアで起きた事件が公正に解決され、マレーシアにいる北朝鮮の外交官と国民の安全が完全に実現するまで、朝鮮境内にいるマレーシア公民の出国を一時許可できない ということを北朝鮮のマレーシア大使館に通知した」と伝えた。
【北京聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件で、遺体引き渡し交渉な どのため同国を訪問していた北朝鮮のリ・ドンイル元国連次席大使が7日、中国・北京経由で北朝鮮に帰国した。
また北朝鮮はこれまでにも大韓航空機爆破事件やミャンマー(旧ビルマ)ラングーン爆弾テロ事件 など、多くのテロを実行しているが、テロ実行により国際社会から批判を受けることよりも、北朝鮮体制の長期的な安全を確保することが重要と考えていると解説した。
【クアラルンプール聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏の殺害事件で、マレーシア警察に逮捕され たものの証拠不十分で3日に釈放され国外退去処分となった北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル氏が同日、クアラルンプール国際空港から午後6時25分(現地時間)発の北京行きマレ ーシア航空便で出国した。
争点となっていた朴大統領への対面聴取や青瓦台(大統領府)の家宅捜索が実現しなかった ことに関しては、「結果的にそうなったが、私としても残念に思っている」と述べた。
マレーシアの司法当局は2日、正男氏の殺害事件でリ氏の役割を確認できる十分な証拠を見つけられなかったとし、有効な旅行書類がないため、釈放後、国外退去させると発表していた。
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、北朝鮮側がマレーシア側の対応を批判したことを受けての措置とみられる。
リ容疑者は、正男氏殺害事件での役割が具体的に伝えられていないが、事件後に平壌へ逃亡した北朝鮮国籍の容疑者4人を実務面で補佐していたと推定される。
【クアラルンプール聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、マレーシア警察が逮 捕した唯一の北朝鮮国籍者、リ・ジョンチョル容疑者の勾留期限が3日で切れることを受け、現地を訪問している北朝鮮高官の代表団がリ容疑者の釈放に動いているようだ。
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部は1日、尹炳世(ユン・ビョンセ)長官がスイス・ジュネーブでの国連人権理事会ハイレベル会合への出席に合わせてゼイド国連人権高等弁 務官と2月28日に会談し、北朝鮮の人権問題などを話し合ったと伝えた。
マレーシア政府は、金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件に対する司法手続きが終了するまで、捜査過程で入手した情報を国際社会と共有しないとの立場を明かした。
【ワシントン聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の韓国と米国、日本の首席代表は27日(現地時間)、米ワシントンで会合を開き、北朝鮮の金正恩(キム・ジ ョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏がマレーシアで殺害された事件への対応を緊密に調整することで一致した。
尹長官はスイスに出発前、仁川国際空港で記者団に対し、「金正男氏殺害事件は国際法上禁止された化学兵器を使用した反人道的かつ反人権的な行為で、国際社会が強く糾弾している」として、「こうした点を取り上げ、(北朝鮮非難の)世論を盛り上げたい」と述べた。
尹氏は27~28日にジュネーブで開かれる国連人権理事会とジュネーブ軍縮会議のハイレベル会合に出席 し、正男氏の殺害事件で浮き彫りになった北朝鮮の人権侵害と大量破壊兵器問題を国際社会に訴える方針だ。
その上で、「北の核など、現在の状況に関する全般的な分析をするが、金正男氏の殺害事件は北の新型弾道ミサイル発射とともに新たな重 要な事件」との認識を示した。