「20代座員で紅白出場」目指す!?　2023年も“寛平流”新企画が続々

2023/01/26 16:45 コメント

1月25日（水）、大阪市内の吉本興業本社にて、吉本新喜劇の間寛平ゼネラルマネージャー（GM）による月例会見が開かれました。今回は、個性を発揮し、新喜劇にネタにと活躍の場を広げている若手座員が大集合！　寛平GMもお墨付きの注目株たちが、にぎやかに会見を盛り上げた。

出会い求める谷川、切ないエピソード披露

MCの烏川耕一から最初に呼び込まれたのが、玉置洋行・谷川友梨。吉本新喜劇セカンドシアター（YES THEATER）で定期的に開催されている『寛平GM杯ネタバトル』で好成績を残した2人で、2月12日（日）にWリーダーで上演する『玉置ひろゆき・谷川ゆりの催しごと～恐縮ですが、新喜劇させていただきます。～』（吉本新喜劇セカンドシアター）と題した新喜劇はすでにチケット完売。この日もさっそく昭和感あふれる男女漫才で、息の合ったやりとりを繰り広げます。

寛平GMは「セカンドシアターでやっているうちに、こんなふうにしゃべれるようになってん」と成長ぶりに改めて感心。『催しごと』では「私たちがリーダーとして、たくさんの先輩・後輩の方に出ていただいて盛り上げていきたい」とアピールする谷川ですが、5月で40歳になることから「結婚したくてマッチングアプリを頑張ってる」と烏川からタレコミも!?　12月にはマッチングアプリで出会った男性と待ち合わせるも、すっぽかされ連絡がつかなくなったという切ないエピソードも披露し、笑いを誘っていました。

まだまだ座員紹介は続きます。新名徹郎は、12月の『ネタバトル』で住吉大和とコンビを組み優勝したほか、神戸国際会館こくさいホールで行われた新喜劇の新春特別公演でもツッコミ役として活躍。3月21日（火・祝）のイベント『吉本新喜劇記念日2023』（なんばグランド花月）内で行われる、『ネタバトル』総合優勝を決める『グランドバトル』に向け、「絶対、優勝したいと思ってます！」と力を込めると、寛平GMからも「腕上がってきたよなあ」と称賛の言葉が飛び出しました。

烏川の『ひょっとコメディ』も復活！

3月から拠点を地元・愛媛県に移し、住みます芸人として活動をスタートさせるもりすけは、盟友・多和田上人とともに大阪でのラストイベント『たわもりハウジング〜旅立ちの日』を2月11日（土・祝）に吉本新喜劇セカンドシアターで開催。NSC大阪同期（29期）の金属バット、ヘンダーソン、吉田たち、酒井孝太（若葉のころ）ら漫才師も多数出演。新喜劇を上演した後、漫才師の視点から手直ししてもらい、再度上演するという実験的な内容となっています。

愛媛では、BSよしもとの番組や地域のイベントに出演するほか、自身のSNSやYouTubeでも愛媛の魅力を発信していきたいと意気込むもりすけ。寛平GMは「なんでやねん、これからやんと言ったんですよ」と引き留めたことを明かしつつ、「おふくろが１人で住んでて、おふくろのために帰らなアカンと言うから」と、もりすけの決意を尊重した経緯を説明します。

一方、最近、本公演出番も増えている多和田については、「コブダイ（多和田がイジられる際のネタ）すごいよ！」と寛平GM。「面白くなってきたなと感心している。まだ1回も一緒に芝居をやったことないからやってみたい。でも機会がなかなかないんです」とのコメントを受け、多和田は「そんなことないでしょう！　GMが一声かければ！」と、ここぞとばかりに共演をリクエストしていました。

烏川からもイベント告知が。コロナ禍前は年１、2回、開催していた主宰公演『ひょっとコメディ』が、3月12日（日）、吉本新喜劇セカンドシアターにて復活します。若手育成に加え、烏川も普段の新喜劇では演じないキャラクターに挑戦する人気イベントで、今回は多和田、清水啓之との顔合わせ。寛平GMから「お前、気ぃついてないかもしれんけど、ひょっとこやで！」としつこい“ひょっとこイジり”を受けながら、「若手は出番があっても１、2分だが、ここでは3人だけで１時間やるので、セリフ量が多いしネタも考えてもらう。若手に責任感を持たせるイベントにもなっている」と見どころを語りました。

漫才に負けず頑張らなアカン

『吉本新喜劇記念日』に向けては、公式SNSで「記念日企画」が始動。毎日、必ずある「○○記念日」を、新喜劇と関連づけたビジュアルをアップしていきます。寛平GMによると、「毎年、年末の『M−１』から漫才が盛り上がるが、新喜劇も負けずに頑張らなアカン。そこで、『新喜劇記念日2023』に、（1975〜1983年にABCテレビで放映された超人気コメディ）『あっちこっち丁稚』をもう一回やり、また１年間やってきたネタバトルの優勝者を集めて『グランドバトル』もやります。とにかく、ここから盛り上げていく」とのこと。まだ詳細は決まっていませんが、山田スミ子演じる御寮さんから強烈なビンタをお見舞いされる旦那さん役が烏川であることは決まっているそうで、サプライズ発表を聞いた烏川は「うそでしょう!?」と絶叫するひと幕も……。

最後に今年の抱負を聞かれると、「中堅座員は頑張っているが、20代の座員はまだまだ出る機会も少ないので、何とか育てたい。紅白を目指そうかなと考えてます」と寛平GM。20代の座員たちがイベント前にパフォーマンスするなどの案が出ているそうで、「まずは皆さんに知ってもらわなアカンから、ケツ叩いて頑張らせたい」と檄を飛ばしていました。