キム・ガンウ
キム・ガンウ
「演じるのが楽しくなりました。いまは、演技にどっぷりとはまっています」

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 韓国俳優キム・ガンウは、俳優として至らない点が多いと考えていたが、それを少しずつ補えるようになったと話す。彼が最も「足りない」と話していたのは”果敢さ”だった。演技にしっかりと浸かることができずに迷いがあったのだが、いまではそれが少しずつ消えているという。

 変化は、昨年出演した「金の味」から見えはじめた。作品自体が果敢だった同作品で、誰より果敢な演技を見せ、俳優たちの中で存在感を育てていったのだ。

 1年ぶりのスクリーン復帰となる「サイコメトリー」でも彼は、どの時より活気に満ち溢れたキャラクターを演じ、エネルギーを発散させた。

 今月7日に公開を控え、ソウル市内でインタビューに応じたキム・ガンウは、明るく積極的なキャラクターが気に入った、と語る。

 「『金の味』以降、すぐに撮影に取り掛かりました。ジャンルも全く異なり、キャラクターも正反対。『金の味』は少し受け身であったのに対し、今回は前半から動きも多い正反対の役柄でした」

 映画は、刑事ヤン・チュンドンが子ども誘拐殺人事件の犯人を追うというスリラー形式の作品。しかし、その中に刑事を助ける”サイコメトリー”という存在を入れている点が特徴的だ。”サイコメトリー”とは、物に触れるとその所有者に関する情報を読み取る超能力を指し、同映画の中では俳優キム・ボムがこの能力をもった人物役で登場する。

 キム・ガンウは映画を紹介しながら「頭はよくないが、勘が鋭いヤン・チュンドンと触れることで才能を発揮するキム・ジュンが出会い、高いシナジー効果を生み出す映画」とし、”感触カップル”というニックネームを即興で作り出すセンスの良さも披露した。

 「能力がなく、使命感もありませんが、幼い頃の苦しみと欠乏をもった刑事が、サイコメトリー能力をもったことで世の中から孤立した人物に出会います。2人はそれぞれ何かが欠けている人間ですが、2人が出会ったことで、ひとつの目標に向かっていく過程が気に入りました。ある意味、それこそが人生なのではないでしょうか。お互いを憎んでいたものの、誤解が解けて力を合わせ、絶対悪を捕まえるというストーリーが魅力的でした」

 犯罪スリラーだが、2人の男の関係を描き、そこで友情が芽生える過程を中心に描いたことで、全体のトーンが明るくなったのだ。前作「金の味」と大きく違う点でもある。

 「同じようなものばかり演じていたら面白味がないので、自然と少し異なるものを選ぶような気がします。もともと”乾き”をよく感じる性格でもありますしね。この仕事をしていて一番楽しいのは、果てしなく違った人生を送るということ。ひとつのことばかりずっと続けていたら飽きてしまいますから」

 今回の映画を撮影する中で難しかった点にプレッシャーをあげたキム・ガンウ。

 「最近は、俳優たちが何人も出てくる映画作品が多く、そのような映画に出たらプレッシャーは減ると思うのですが、今回の作品は私が全体の責任を一身に背負わなければならない、というプレッシャーがありました。少ない予算で作り上げるという点でも、同じくプレッシャーを感じました」

 共演したキム・ボムは、11歳の年齢差がある後輩で、かつ映画の経歴が長くないこともあり、キム・ガンウが背負った責任感、プレッシャーはさらに増したのだ。

 「家では兄と姉がいる末っ子で、親しい友人たちも年上が多いです。それで正直、年下と接するのはあまり得意ではありませんでした。これまで演技も先輩方とご一緒していたことが多かったので…。今回は、人見知りしてしまうようで、兄&弟という雰囲気は難しかったので”戦友”のような間柄を表現することにしました」

 産業映画としては短い60回ほどの撮影で、多くの分量を撮影しなければならかった。特に、犯人と決着をつけるクライマックスシーンは、2日間徹夜で撮影するなど、苦労も多かったという。

 まず先にデビューして、俳優の道を思い悩むという過程は人より遅くに経験したが、キム・ガンウはそろそろ欲を出し始めている。

 「やっと俳優として目標が確実なものになりました。もっと多くのことを準備して、努力する俳優になります」

 彼は先ごろ、「ヒーリングキャンプ」に出演し、女優ハン・ヘジンと”義理の兄&義理の妹”という関係を見せ、誠実な愛妻家の姿でも話題になった。しかし、ハン・ヘジンによる”義理の兄自慢”に関しては、はずかしがりながら「そんなに良い男じゃないですよ」と笑ってみせた。

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