本名のイ・フェテクとして「BOYS PLANET」に参加する「PENTAGON」のリーダー、フイ。(画像:画面キャプチャ)
本名のイ・フェテクとして「BOYS PLANET」に参加する「PENTAGON」のリーダー、フイ。(画像:画面キャプチャ)
日中韓9人組ガールズグループ「Kep1er」を輩出したグローバルオーディション番組「Girls Planet 999:少女祭典」(以下、「ガルプラ」)のボーイズ版「BOYS PLANET」(以下、「ボイプラ」)が2月2日(木)にスタートした。

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すでに日本でも初回放送から反響を呼んでいるが、韓国ではどうだろうか。初回視聴率は0.4%(ニールセンコリア調べ、全国基準)だったが、動画配信サービスTVINGのリアルタイム視聴占有率は1位を記録。最高視聴占有率が62%まで達したと報じられ、韓国でも反響を呼んでいるようだ。

初回はレベルテストの模様が公開されたが、練習生たちのパフォーマンスだけでなく、ドラマチックな場面も多数見られた。以前、CUBEエンターテインメントの練習生として苦楽を共にしたことのあるソン・ハンビン(STUDIO GL1DE)とソク・マシュー(MNHエンターテインメント)がここで再会し、ソク・マシューのステージを見ていたソン・ハンビンが涙を流す場面は感動的だったし、本名のイ・フェテクとしてこのオーディションに参加する「PENTAGON」のリーダー、フイが自身の作ったヒット曲「SHINE」でステージを披露する日本人練習生を見ながら顔をゆがめ、涙する場面は切なさ満載だった。

放送後は、このように注目の練習生たちを取り上げるニュース記事なども多く見られる中、「PRODUCE 101」(以下、「プデュ」)シリーズとの類似性を指摘する声も出ている。確かに、どこかで見たことのある光景が広がっていた。

「ガルプラ」とは違い、「ボイプラ」では練習生たちが事務所ごとに分かれ、スタジオに入って来たのだ。そして、イスには数字が書かれており、好きな場所に座っていく。練習生が入ってくるたびに、電光掲示板には事務所の名前が表示され、すでにイスに座っている練習生たちはそれを見て驚いたり、ルックスに感嘆したりするお馴染みの場面が繰り返されていった。ちなみに、最終的に1位席に座ったのは歌唱力で勝負を挑んだイ・フェテク(フイ)。さすがの貫禄だった。

さらに、そのイスというのが、「プデュ」のピラミッド型とは違い、円形で中央にデビュー組9人の席、さらにその真ん中が1位席という違いはあったものの、全員席に着くと、視聴者に向けて一斉にあいさつをする姿など、見せ方がまさに「プデュ」シリーズに似ていたのだ。

それはさておき、もう一つ特徴的なのが、再デビューに挑戦する練習生がかなり多いこと。「X1」を誕生させた「PRODUCE X 101」では98人中11人(11.22%)だったが、「ボイプラ」ではKグループ49人中12人(24.49%)と2倍以上に増えているのだ。Kグループ最年長となるイ・フェテクを筆頭に、「TO1」の元メンバー、オ・ソンミン(ジェロム)とチャ・ウンギ(ウンギ)、「UP10TION」のイ・ドンヨル(シャオ)とイ・ファニ(ファニ)、「INX」出身のキム・ジウン(ジナム)、「1THE9」出身のイ・スンファンらだ。Gグループにも「Ciipher」の佳汰(ケイタ)がいる。

それでも、同じ時期にJTBCのボーイズサバイバルオーディション番組「PEAK TIME」(2月15日スタート)が放送され、そこに参加するボーイズグループが多いので、12人にとどまったのであって、時期が重なっていなかったら、もっと多かったかもしれない。

余談だが、「ボイプラ」でチーププロディーサーを務めるパク・チャヌク氏は「Road to Kingdom」と「KINGDOM : LEGENDARY WAR」も手掛けており、「Road to Kingdom」には「PENTAGON」と「TO1」が出演している。よって、イ・フェテクとオ・ソンミン、チャ・ウンギはまた「ボイプラ」という新たなサバイバルで再会となったわけで、そのつながりが興味深いところである。

また、デビューはしていなくても、すでにオーディション番組に参加したことのある練習生が多いのも目立つ。Kグループは49人中7人、Gグループは49人中12人がオーディション経験者で、馴染みのある顔があちこちで見られる。

Kグループでは「LOUD」出身のキム・ミンソン、パク・ハンビン、イ・イェダム、「TAN」を誕生させた「極限デビュー野生ドル」出身のパク・ゴヌク、チャン・ヨジュン、チェ・ジホ、「I-LAND」出身のチョン・イチャン(ジェボム)。

Gグループでは「LOUD」出身の晴翔(ハルト)、「極限デビュー野生ドル」出身のナ・カムデン、「1THE9」を誕生させた「UNDER19」出身のミン、ウームーティ、ジェイ、「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」出身のアントニー、大翔(ヒロト)らだ。大翔は「創造営2021」にも挑戦しており、「創造営2021」出身には一翔(イチカ)もいる。一翔は「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」出身で後に「OrβIT」のメンバーとなった上原潤の実兄で、Gグループ最年長となる。

初回放送の最後にはリアルタイム投票結果(2月2日午後9時基準)が発表され、デビュー組となる上位9人は以下の通り。
1位ソン・ハンビン(K)
2位キム・ジウン(K)
3位ハン・ユジン(K)
4位イ・ダウル(K)
5位キム・ギュビン(K)
6位イ・フェテク(K)
7位ジャン・ハオ(G)
8位アントニー(G)
9位キム・テレ(K)

ネットでの書き込みなどを見ると、韓国ではソン・ハンビン、ハン・ユジンを推すファンが多いように感じられる。初回放送を見る限り、たしかにこの2人は目立っていたが、どのような展開になるのか最後まで分からないのがオーディションだ。デビュー組はことし(2023年)第3四半期(10月~12月)にデビューするのではないかと予想されているが、誰がデビューのチャンスをつかむだろうか。

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