タレントの“非好感”脱出は決して容易いものではないように思える。タレントはイメージが第1。そのため、一度固まったイメージを変えることは、タレントの立場からすると、再び生まれ変わることと変わらない。骨を削るような努力が伴うのが基本だ。非好感を脱出したタレントの共通点として、“誠実さ”が位置づいているのも、まさにこのためだ。
ヒョンヨンがすごいと思えるのもこうした理由からだ。その上、彼女の“非好感脱出”時間は極めて短かった。「声がおかしい」「元モデルというのに、何をするタレントかわからない」といった、初期の否定的な評価をわずか1年余りで覆した。

ヒョンヨン の最新ニュースまとめ

<b>ヒョンヨンならではの3つの魅力</b>
「私は本当にラッキーです。私自身は上手くいくだろうと信じていたけど、歌もそうだし、これほどまで上手くいくとは本当に予想もできませんでした」
一つ目の挑戦も乗り越えた。彼女の曲『ヌナの夢』は、今年の上半期ヒット曲に堂々と名を挙げた。R&Bなどのバラード一色だったオンラインランキングで唯一、長期間上位圏を維持したこともあり、一層意味深い。

「最初に『ヌナの夢』CDが出た時、ものすごく感激しました。声のせいで色々言われましたけど、自分が歌ったCDを受け取ってからは、大きな賞をもらったかのようにときめいて嬉しかったです」
悲しみの原因である“声”は、すでに彼女ならではのトレードマークになった。歌手としての成功だけでなく、夏に公開予定の成人向けアニメーション『アッチとシパック』では、キャラクター“イップニ(かわいこちゃん)”の声優を務めた。その勢いにのり、アニメーションのロゴソングまで歌った。

「レコーディングを終えて、何がなんだかわかりませんでした。最近やった仕事の中で一番難しかった気がします。最初は座ってレコーディングしていたけど、後半は立ちあがって、キャラクターの動作を真似ながらやって、上手くいきました」
彼女の変身の背景には、率直さと堂々さがあった。テレビに映る彼女の姿は、実際の姿と変わらなかった。お嬢様、猫かぶり女、ズル賢い人といった表面的なイメージは、率直さと堂々さで薄れていく。“憎めない”とはまさに彼女のことだ。

彼女がMBC<セクションTV芸能通信>の司会を任され、視聴率上昇に一役買ったのは、ある意味、当然なことだ。MCキャスティングの知らせに一部は不安を表したが、彼女はそんな心配が取り越し苦労ということを証明してみせた。

「<セクションTV>を受け持ってから視聴率が急上昇し、活力になったという評価をもらった時が、本当に嬉しかったです。なんだかんだ言っても、仕事をしていい反応を得る時くらい、嬉しいものはありません」
映画でも株価を上げている。『大韓民国憲法第一条』を始め、『私の頭の中の消しゴム』『オーロラ姫』など、8作の映画に出演した彼女は、現在、『ソウルウェディング~花嫁はギャングスター3~』の撮影中だ。また、『絶対に憎めない彼女』にも、主演でキャスティングされている状態である。

このように、しっかりと前に向かって進んでいるヒョンヨン、彼女は自らをどう評価しているのだろうか。また、現在の成功をどう維持していくのだろうか。

「正直、私は“セクシー美”というよりは“健康美”なんです。私よりセクシーな方はたくさんいるじゃないですか。歳をとって体型が変わっても、健康美は維持できると思います。そして、外見で愛されるよりも性格で愛される方が、人気が長く続くと思いますし、私もそうなろうと努力しています。目に見える美しさはすぐに消えてしまうから」
彼女の目下の悩みは、『ソウルウェディング~花嫁はギャングスター3~』の映画についてだ。
「『ソウルウェディング~花嫁はギャングスター3~』には、アクションもたくさん登場しますが、どんでん返しが最高な映画」「機会があれば、いずれアクション映画もやってみたいし、ミュージカルにも挑戦してみたい」と付け加えた。


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