チョ・インソン の最新ニュースまとめ
5日午後2時、ソウル竜山(ヨンサン)CGVで開かれた、映画『卑劣な街』(制作:サイダスFNH フィルムポエター)の試写会後に行われた記者会見で、主演俳優チョ・インソンが初のワントップ主演作に対し、多くの愛情と関心を向けてほしいと述べた。
映画『卑劣な街』は3流ヤクザの“ビョンドゥ”(チョ・インソン)が、組織の面倒を見てくれる“ファン会長”(チョン・ホジン)との密かな提案に応じ、それにより破局に向かっていくストーリー。
劇中、チョ・インソンは短髪に1000万ウォンの龍の入れ墨を刻み、暗黒の世界で生きる荒々しい男たちの暴力性をリアルに描き、好反応を得ている。
しかしチョ・インソンは「ワールドカップ時期に公開されるが、正直サッカーよりも、面白いハリウッド映画の方が続々韓国に上陸していて、とても恐い」と不安な心情を打ち明けた。
これは、彼の汗と情熱が染み込んだ『卑劣な街』が、ハリウッド大作『X-MEN ファイナル ディシジョン』と同日に公開されるため。
去る5月初めに『ミッション:インポッシブル3』に主導権を渡した忠武路(チュンムロ)は、以後『ダ・ヴィンチ・コード』や『ポセイドン』の物量攻撃で弱まっている。小さいが内容のある韓国映画たちが、相次いで観客たちにそっぽを向かれ“韓国映画危機論”まで挙がっている。そのため、チョ・インソンのこのような不安は公開を控えた俳優の“謙虚さ”や“骨惜しみ”ではない。
チョ・インソンは「我々の映画を大韓民国の代表映画だと思ってほしい」と愛嬌たっぷりに伝えたあと、「ワールドカップを応援するように全ての韓国映画を支持してほしい」と切実に述べた。
また「数年前に人生のほろ苦さを知った」「しかしそれをきっかけにドラマ『バリでの出来事』や『春の日』を一生懸命撮ったし、『卑劣な街』まで歩んでこれた動機になった。今考えてみるととてもいい思い出だ」と過去の経験を振り返った。
これまでの幼弱な財閥2世のイメージを脱ぎ捨て、ヤクザへの変身過程について「僕の職業は俳優ということで、2つ姿が僕の中にあるべきだと思う」「実は僕自身、財閥2世役を演じられるとは思わなかった。今回の映画も人間“ビョンドゥ”を表現するために努力した」と、26歳らしからぬ堂々たる“俳優論”を語った。
また、チョ・インソンは「映画の中の“ビョンドゥ”は非合法的な仕事をしていて、愛する女性と結ばれるのはそう簡単ではない。しかし僕が今、芸能界でやっている仕事は合法的なので、すてきな人がいれば結婚したい」と、率直な恋愛観を明かしたりも。
荒々しい“ヤクザ”チョ・インソンが「たったひとつの恐いもの」という外国映画との真っ向勝負は、ワールドカップ真只中の15日に、その勝敗を確認することができる。
Copyrights(C)sports donga & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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