【ソウル聯合ニュース】多文化家庭(国際結婚、移民者の家庭)の児童の半分以上は、中国語や日本語など母親の母国語を学んでいることが分かった。
 育児政策研究所のソ・ムンヒ研究員は8日に開かれた多文化家族フォーラムで、多文化家庭の保護者1826人と保育士・幼稚園教諭1200人に対するアンケートの結果を明らかにした。
 それによると、多文化家庭の児童の54.6%は母親の母国語を学んでいると回答し、44.6%は学んでいないと答えた。
 母親の母国語を学んでいる子どもの割合は、母親が中国・漢民族の場合が73.8%、日本人の場合が71.7%、ウズベキスタン人の場合が66.0%だった。これに対し、母親がカンボジアやモンゴル、ベトナム出身の場合は、母親の母国語を学んでいない子どもの割合が50%を超える。
 中国語や日本語、ロシア語などは韓国でも活用度が高い一方、カンボジアやモンゴル、ベトナムの言語は活用する機会がほとんどないためとみられる。
 将来的に、子どもが母親の本国で暮らすことを希望するかとの質問には、約18%が希望すると答え、35.3%が希望しないと答えた。母親の本国での居住を希望するとの回答率は、母親がモンゴル人の場合が28.9%で最も高く、次いでタイ人、中国・漢民族と続いた。
 一方、保育士・幼稚園教諭に対する調査では、多文化家庭の乳幼児が適応する上での最も大きな問題点として「言語発達の遅れ」(43.2%)が挙がった。

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