目指せIT王国　10大投資技術を選定＝韓国政府

【ソウル聯合ニュース】韓国知識経済部は4日、洪錫禹（ホン・ソクウ）長官主宰のIT政策諮問団会議を開き、集中投資を行う10大IT中核技術を選定した。
　会議ではIT産業の発展を通じ、社会や経済などあらゆる分野をスマート化するビジョンを掲げるとともに、▼主力IT産業の競争力向上▼ソフトウエア素材産業の競争力強化▼未来新産業の育成――の3大政策目標を掲げた。
　また集中投資を行う10大IT中核技術も決めた。10大技術として、▼次世代デバイス中核技術▼IT中核素材▼ビッグデータおよび人工知能▼ハイブリッドストレージ▼有無線統合ネットワーク▼テラ（テラは1兆）ヘルツおよび量子情報通信▼無人化プラットホーム▼バイオセンサー▼ライフケアロボット▼電力半導体――を選定した。
　政府と知識経済R＆D戦略企画団は、今後5年間で1兆2400億ウォン（906億円）を10大技術分野に投じ、2020年に同分野で売上高49兆8000億ウォン、輸出197億ドル（1兆6276億円）の達成を目指している。
　韓国は昨年、IT産業の輸出額が1566億ドルになり2年連続で過去最高を更新している。