水協中央会の李鐘九(イ・ジョング)会長は水協創立50周年を翌日に控えた1日、聯合ニュースとのインタビューに応じ、危機に陥った韓国の水産業を保護するためには韓中FTAで水産物の関税条項を維持すべきだと訴えた。
米国やチリから輸入されるのは冷凍水産物だが、中国からは韓国同様の活鮮魚が大挙流入されるとみられ、韓国水産業の基盤が崩壊する懸念があるためと説明した。
中国からの水産物輸入額は年間10億7000万ドル(約886億円)で、輸出の2億8000万ドルを大幅に上回っている。毎年8億ドル近い赤字が発生していることになる。特に中国は養殖水産物の生産量で全世界の63%を占めるなど、水産業分野で急速な発展を続けており、保護措置が必要だと強調した。
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