【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が27日公表した3月の消費者動向指数によると、今後1年の予想物価上昇率を意味する期待インフレ率は、前月より0.1ポイント低い3.9%となった。前月までは8か月連続で4%台だった。
 今後、物価が3.5%を超え上昇すると予想した消費者が全体の70.7%を占めた。前月に比べると1.5ポイント低下した。
 経済状況に対する消費者の心理を総合的に示す消費者心理指数(CSI)は、前月より1ポイント高い101で、基準値を超えた。2か月連続の上昇。CSIは基準値100を超えると景気が上向くとみる人が多いことを意味し、100を下回るとその逆となる。
 韓国銀行関係者は、「原油高など物価不安にもかかわらずCSIが上がったが、基準値を上回り続けるかは未知数」と話した。株価指数の上昇傾向と輸出の着実な伸びにより、消費者心理の冷え込みは和らいでいるものの、欧州の財政問題など海外の状況が予断を許さないためだ。

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